サラリーマン卒業@還暦の判断
~ 2022年9月末 ~
条件
【必要条件】
・お金の自由・・・家計の健全性が維持される可能性が高いこと(経済的ストックとフロー、および、経常的・非経常的出費を将来にわたり予測し、相当程度安心感が確認できること)。
・家庭でのスペース・・・家庭に居場所を確保済、または、確保できる可能性が高く、夫婦の距離感が相当程度近くなっても(接触時間が長時間化しても)双方違和感が無いと想定されること。
【十分条件】
・生活のキレ・・・(実際には、やってみないとわからないが)24時間・365日、活力・メリハリがあり、心が満たされる生活が具体的にイメージできること。
(独り言)定年退職(強制サラリーマン卒業)でも、その後の充実度判定のために、この条件チェックは有効。なお、私自身にとり、このサイト運営は、活力・メリハリを得るための対策のひとつの柱。
失う物・得る物
【失う物】 リターンパッケージ
サラーリマン生活では、報酬・やりがい/責任・人的交流・経験/訓練・地位/権限等が得られ、安定した収入や信頼をベースに金融機関から住宅ローン等が借り易く(銀行借入容易性)、また、他者に自己を説明し易い(自己説明容易性)。健康診断、通勤定期券、納税事務、社会保険半額負担、福利厚生、ふるさと納税返礼品、曜日感覚等。
【得る物】 自由、より広い視野(発想の土俵)、脳の空きスペース(発想展開の場、熟睡、個人哲学深化余力)、想像力・創造力発揮への余力(変革余力)、各種マインドセット(刷り込み)からの開放。
サラリーマン生活では、所属する組織の中にあって、組織の論理(個人は組織の歯車)のもとで、個人の自由が当然ながら色々と制限される(活動、および、結果として視野が制限されることが多い)。
(独り言)サラリ-マンは、自営業等と違い、条件が整い、心を整理できれば、全く違う切り口の第の人生を展開し易い。 家庭で幼少期を過ごした後、学校に18年間、会社に37.5年間、合計55.5年間組織に所属し、そして家庭に戻るということか。学校入学前に家庭にいたのは両親、今は妻だ。
判断
【自由に創造的に活動】
必要条件・十分条件を充たしており、失う物・得る物を認識の上、還暦を契機にサラリーマンを卒業し、「シニアライフ」として自由で創造的な活動@自然・社会を、一足早く開始する(年齢アドバンテージを積極的に取に行く。社会に向かって再起動する可能性はあるが一度立ち止まってしっかり考える)。
このサイトを社会への「発信」ツールとし、また、私自身の「行動制御」ツール(このサイトへの投稿のためのネタ探し動機を梃子に私自身の視野・活動の幅を広げる等)、「世界観・人生観確立」ツール、「フロンティア拡大」ツールとしても活用する。
(独り言)人生の選択肢に正解はなく、選んだものを正解にしていくのが人生。分かったようで分からない自分自身の価値観・得意(大好き)分野(←今まで押し殺してきた/見て見ぬ振りをしてきた/正面から向き合ってこなかった?)を自由と一定の余裕・蓄え(ヒト・モノ・カネ・情報・見識)の元であらためて突き詰めてみるか。創造性を多いに発揮するスタンスで、人生の終章・結章を充実させる。
人生を総括・人間を俯瞰 → 還暦宣言
人生の「起」:47才(2009年)までの人生の準備期間、「承」:47-57才(2009-2019年)四正面作戦:①先代介護+見送り・②次代教育仕上げ・③当代共働体制確立・④老後資金蓄財の多忙な10年間、「転」:57-60才(2019-2022年)別宅(シニアライフでの主たる住居)手配・巣ごもり@コロナ禍・夫婦共100%在宅勤務・余生熟慮・長男起業・次男結婚・サラリーマン引退@還暦等を経て、還暦以降の「結」:60才~(2022年~)人生の終章・結章。還暦以降のシニアライフにおいては、「組織の歯車」から脱し、自然・社会全体の中で視野・活動を広げ(フロンティアを拡大・深堀し、新たな出会いも得て、常識と言われるものを改めて検証し)、また、「健康留意+脳刺激=健康寿命極大化」(アンチエイジング)を通じて「人生を味わい尽くす」を実践する。
動物には個体・種族維持の本能が備わっている。つまり、生きて子孫を残せば目標達成だ! ただし、それは食物連鎖の中で激しい弱肉強食の闘いを展開している場合・動物の話しだ。(会社の社長、オーケストラの指揮者、プロ野球の監督のように)頂点とそれ以外では違う環境・立場・視野だ。(野生に暮らす動物vs人間を想像すれば容易に分かるとおり)食物連鎖の頂点に君臨する人間は、現代社会において多くの場合、一定のストレスがあるかもしれないが多少の努力で個体(自身)と種族(家族)維持が可能だろう。で、頂点ゆえの持て余す力で人間は「人生とは何か?」と自問し(←人間以外の動物から見れば不遜。科学的・生物学的視点で言えば人生に意味などなく単なる進化の過程)、各自が独自の答えを(意識的/無意識に)選択しているのではないか? ①(科学的・生物学的視点で言えば個人の妄想ながら)「xxに自分の人生の意味・意義がある!」の発見・定義・実践、②趣味等で人生を楽しむ(→ワクワク感=ドーパミン等の脳内物質の追求)、③日常生活を淡々と全う(=今の瞬間を生きる→感情の振れを排除→自然と一体化)、④自己を掘り下げるのではなく、他者が作った特定の宗教・世界観を精神的土台として受け入れ、そこから世界を見る(資本主義・自由主義は現代の宗教・世界観と理解可能)、⑤自死(意識の抹殺を選ぶ人もゼロではない)。私の場合、今まで主に個体(自身)と種族(家族)維持のために注力してきたと整理。還暦以降は①②③(→自己を掘り下げる)の方向に大きく舵を切る! ただ、今まで正面から①②③を捕らえて来なかったので、60才で早期引退による年齢アドバンテージ+一定の蓄えを梃子に①②③追求の為のベース(←自分探し・趣味の発掘と深掘・料理等生活スキル開拓)を整えることがまず必要(60-65才のテーマ、「ライス」ワーク→「ライフ」ワーク)。なお、その先を予想すれば、思考の矛先は、今まで常識と思っていたことの分解・再構築を進めつつ、最終的には「人間の人間たる所以は何か?」「人間はどうあるべきか?」「(人間が集まった)組織はどうあるべきか?」(→私自身の生きた証=人生の卒業論文=私の人生の意味・意義)に向かっていく様な予感!