空間

空間は身体が世界を判断する入口。人間の脳、とりわけ狩猟採集環境で形づくられた部分は、空間を「意味のない背景」としては扱わない。空間は常に、「ここは安全か」「緊張すべきか」を判断するための情報源であり、身体は思考よりも先に… 続きを読む 空間

重大発見

初孫の目を見ていると、世界との関わり方がまったく違うことに気づかされた。そこには、評価も比較も説明もない。ただ、光や動き、音や温度に対して、身体全体で反応している姿があった。世界は、言葉で理解される前に、すでに「感じられ… 続きを読む 重大発見

満足感

かつて私は、満足感とは一瞬で消えるものだと思っていた。だが今は、満足感にも「持続する形」があることを知った。睡眠を皮切りに生活OS全般を手入れして得た満足感は、条件を満たしたときに一瞬だけ点灯する感情ではなく、その状態が… 続きを読む 満足感

人生の回転軸

- 人生の回転中心が実際に切り替わった体験 - 顕在意識(自意識)を止めたのではない。人生の主回転軸が、もともと別のところにあったと、知ってしまったのだ。 仕切らなくても――ちゃんと回る。その事実に気づいたとき、私は深い… 続きを読む 人生の回転軸

逆転

人生は、いつから重くなったのだろうか。その原因は年齢でも能力でもなく、人間の内側の「順序」が静かに逆転してしまったことにあった。本来、人はまず身体が今ここを安全だと感じ、次に潜在意識が落ち着き、その上で顕在意識が軽く働く… 続きを読む 逆転

執筆

本を書くプロセスって、①まえがき-本文-結章のドラフトを仕上げて、②まえがきと結章を尖らせて、また、役割を調律し、③その流れを今一度本文に反映させる、ことだと知った。 顕在意識が、構造を設計し役割を調律する。潜在意識が、… 続きを読む 執筆

疲れの種類

身体の疲れは、最も分かりやすい。筋肉や内臓、神経系の消耗によるもので、睡眠や栄養、休息によって回復する。若い頃は多少の無理もきいたが、年齢とともに回復には時間がかかるようになる。ただし、原理は明快だ。休めば戻る。 一方、… 続きを読む 疲れの種類

結章

――人生は、どのように引き受け直されるのだろうか 人生の終盤とは、どのような時間なのだろうか。老後とは、引退なのか。終末とは、衰えなのか。若い頃の私は、どこかでそんなイメージを抱いていた。 だが今は、少し違う感覚を持って… 続きを読む 結章

まえがき

――人生は、いつから重くなったのだろうか 人生は、いつから重くなったのだろうか。この問いに、いま私は、はっきりとした答えを持っている。人生が重くなったのは、年齢のせいでも、能力の低下でもなかった。思考と意志だけで人生を押… 続きを読む まえがき