うまくいかなかったらどうしよう

人は「うまくいかなかったらどうしよう」と漠然とした不安を抱えることがよくあると言われる。私の理解では、人はネガティブな情報により反応し、注意深く生きるように生物的に仕向けられているのだ(=そのようなDNAが結果として生き残て来た)。昨今、ネガティブバイアスと言われるものだ。もともと人類が進化する過程で災害や事故などの身の危険から守る防御の役割を果たしてきた。命に係わる様々なリスクに注意を払い、敏感になり、結果として記憶に長く留めて置くようになったと考えられる。

過程vs結果、日々挑戦と思って生きている人(過程志向)はネガティブバイアスをうまくかわせているかもしれないが、結果を意識することが多い人(結果志向)は、ネガティブバイアスの直撃を受けて身動きが取れなくなってしまうこともあるのではないか。

今感じている不安や心配事を具体的に書き出すこと(=不安の整理&断捨離)はネガティブバイアス対策に有効らしい。考えて分析して「大したことはな」と認識する等、メンタル部分の直接的な改善に加え、脳のワーキングメモリー(作業や動作に必要な情報を一時的に記憶したり処理したりする脳の機能・能力)が改善するらしい。ワーキングメモリーに余裕がないと、感情をコントロールしづらくなったり、本能がむき出しになったり、イライラしたり、不安が増長しやすくなるようだ。そして、前頭葉などを含む大脳新皮質(人類が進化させてきた「思考する脳」「新しい脳」)のパーフォーマンスを落とし、前向きな気持ちを削ぐようだ。漠然とした不安という本能的な「古い脳」の癖を、「新しい脳」を稼働させることで抑え込むというイメージか。

大きな視点で、人生のリスクを大きく分けると、経済的なリスク(「生老病死」:生活するうえでの経済的リスク、老後の生活への経済的リスク、病気・ケガ入院時の経済的リスク、亡時の経済的リスク)とからだのリスク(病気・ケガに関するリスク)だろう。個人的には、これらのリスクを適切にマネージできていると思う。冷静に考えれば「うまくいかなかったらどうしよう」と思う必要がないが、本能的な「古い脳」の癖で「うまくいかなかったらどうしよう」と折に触れて思わせるのだ。「新しい脳」を稼働させて抑え込む必要がある。

【今日の1日/晴】5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。庭散策。朝食。ゴルフ練習-昼食-農園-ガソリンスタンド。夕食。就寝。 (一言)ゴルフ用距離測定器購到着!

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)夢をかなえるマンダラチャート

【OUTPUT】マンダラチャートを維持。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です