お金

お金との付き合い方が難しいのは、人間の脳・感情・社会構造の三つの側面が複雑に絡み合っているから。① 脳の進化的背景:お金は本能の想定外。。。人類の脳は、狩猟採集時代に設計されたまま。当時は「食料」「仲間」「安全」など、実体のあるものしか存在しませかった。ところが、お金は目に見えない抽象的な価値の象徴。脳はそれを直感的に理解できず、次のような混乱を起こす。「数字」が増えると、実体的な安心感を錯覚する(報酬系の興奮)。逆に減ると、実際に命の危険があるような不安を感じる。だから、いくら持っても足りない感覚が消えにくい。つまり、お金は脳にとって「永遠に安心できない対象」。② 感情のレベル:お金は「自己価値」と結びつきやすい。。。文明社会では、お金が能力・努力・評価と結びついてしまった。そのため、人は知らず知らずのうちにこう感じる。収入が下がる=自分の価値が下がる。貯金が減る=人生が不安定になる。他人より少ない=劣っている。つまり、お金は単なる「道具」ではなく、感情の鏡になってしまう。このため、理性では「お金より心が大事」とわかっていても、感情が追いつかない。③ 社会構造の影響:比較と競争の中に生きている。。。現代社会は「貨幣経済」と「可視化社会(SNSなど)」が結びついており、自分の生き方や豊かさを常に他人と比べさせられる。年収ランキング、老後資金2,000万円問題。SNSでの見せる豊かさ。経済格差の拡大による心理的不安。この「相対的な比較社会」が、心を休ませてくれない。本来は生きるためのツールであるお金が、いつの間にか自分の存在価値の物差しになってしまう。④ まとめ:お金との付き合いが難しい理由
観点 難しさの原因。。。脳の仕組み 抽象的価値を本能が理解できない。感情 自己価値と結びつきやすい。社会 比較と不安を煽る構造になっている。

成熟した付き合い方へのヒント。。。お金を「命の延長」ではなく「選択の自由を生む道具」と捉える。金額よりも「お金の使い方(何を育むか)」に意識を向ける。足るを知るを理屈ではなく「体感」で理解する生活設計を持つ。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい。朝ヨガ。朝食。ドジャース観戦。昼食。ドジャース観戦。3人宴席@神田。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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