チームワーク

人間以外の動物は、目的・意志をもったチームを作らない。人類(ホモ・サピエンス)は、熱帯雨林を出た時、生存するための方法論としてチーム(目的・意志を持つ集団⇔群れ=プログラミングベースの食と性を共有)を作ることを選択した/必要とした。違う言い方をすれば、時間軸を広げることで、あるときは自分が犠牲になることがあっても、長い目で見れば自分も豊かになれる環境となった(社会性)。(ただし、人間の場合は、個よりチームを優先させ、行き過ぎて、時には自らの生命が危険にさらされても、脳で認識した目的やプロセスを遂行し、(戦争参加が最悪な例だが)個を犠牲にすることもある。)

チームワーク社会性を発揮するには(1+1を2以上にする)、分業/役割分担を前提に、想像力(どう行動すれば目的を達成できるかをイメージ)や共感力(お互いの立場に立ってものを考えられる力)が求められる。結果とて計画力も得た。また、目の前に存在しない人や事物を想像して、伝え合うことでコミュニケーションの方法が発達し、(音楽に加えて)言葉(人間が五感で感じるものをいったん抽象的にして再現する効率的でポータブル/象徴化の最たるもの。脳をより効率的に使える)約7万年前に生まれた(→最近はネットでさらにつながりが容易になった)。このようにして、人間は想像力・共感力を高めた一方で、ネガティブな想像をして不信感を覚えるようにもなった。そこで、信頼感を得るために、祭りや現代では寝食を共にする合宿に代表される身体感覚の共有などで補強が必要(つながる+身体感覚の共有=信頼)となっている。

人類(ホモ・サピエンス)は、約60万年前に脳の容量が1500ccに達し150人の群れを形成できるようになった。この頃から現代に至るまで脳の容量は変わっておらず、今の人間も実は「150人の群れ」のための脳しか持ち合わせていない。150人より大きな規模の社会で暮らさなければいけなくなったから、7万年前にコミュニケーションのツールとして言葉が発達した言える。(現代において、本来なら、信頼関係のある150人の人達を社会資本として、この人間関係を使いながら制度や社会に接することができたはずなのに、今は多くの個人が裸で孤立している。)

(ジョブ型ともつながるところがあるが)他者と共有する目的を持ちながら、いろんな役割を演じる楽しさを経験することが重要。(コミュニティー型ともつながるところがあるが)実際には、自分ひとりでできることは限られているのに、それを無理やりやらされているところがある。本当は孤独にならなくてもいいのに孤独にさせられてる。また、今の資本主義社会は、個人の欲望をかなえさせることに特化している(⇔チームワーク)。

【今日の1日/雨】5時半起床。家事一般。情報byTV・新聞。サイト運営。SNS受発信。朝食。OUTPUT活動。読書。昼食。読書。会社事務。大相撲観戦。夕食。就寝。(一言)自分を知る前に人類を知らねば!

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