マインドコントロール

旧統一教会の問題に関して政府はマインドコントロールの法律的定義が難しいと。私の定義は(法律的かどうかは横に置いておいて)、「特定宗教の教義、つまり、その世界観・人間観・人生観を、所与のものとして受け入れて、疑うという選択肢を失い、自らの力で更新できなくなった状態」だ。山上容疑者のお母さんは息子が起こした重大事件を経てもマインドコントロールから抜け出せないでいる。私の考えでは、種々の経験を通じて、各自がその世界観・人間観・人生観を深めていくのが人生の醍醐味だ。逆に言うと、死ぬ直前まで継続的に変化するソフト/流動的なものだ。もっと言うと、人は迷いながら生きている/気づきを得て少しずつ人生を深めている。一方で、特定宗教にはまっている人は、世界観・人間観・人生観を深めるという自己の継続的で地道な努力を放棄して、教義(教祖とその取り巻きが作った世界観・人間観・人生観)を絶対的なものとして受け入れている/固定してしまっている/その狭いフレームワークの中で最善を目指そうとしている。私の考えでは、言葉は悪いが「手抜き」なのである。一方で、結果として、(本来シャボン玉のように扱いにくい)世界観・人間観・人生観を底堅くしている。だから、宗教熱心な人からは、「強いが浅いイメージ」が発せられる。先日、旧統一教会の勅使河原氏が会見で発したイメージはまさにそうだった。それで(人生の本来ソフトで流動的ななものを人為的にハードな固定的なものにして)、人生の本当の満足感が得られるのだろうか!? (流動的/ソフトで扱いにくい世界観・人間観・人生観を固定化して)心の平静を得る見返りに、何か大切なものを失っているのではないか。

次の読む予定の本のタイトルは「神は脳が作った(200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源)」だ。昨今の私のキーワードがちりばめらていたのでAmazonで認識後即座に買った。この辺りの事項をさらに深堀したい。

【今日の1日】3:30起床。コーヒー2杯。ブログ書き。家事一般。情報新聞・TV。朝食。朝風呂。税務署-都税事務所-パン屋-税務署。大家業務。読書。墓@赤坂見附-4人宴席@赤坂見附。 (一言)(会社会計に関して)税務署に間違った数字を出したもの、気が付いて再提出。危ないところだった! 

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