主婦(夫)業は「誰もが見たことがある仕事」ながら、実際は多層的で、高度な総合職。①意思決定数が多い。。。料理、買い物、掃除、洗濯、家計、家族調整など。②「見えないマネジメント業」である。。。主婦(夫)業は、単なる家事の実行ではなく、家全体の運営、家族全員の健康・機嫌・予定の調整、家計・物資・食材・時間の最適化などを担う、家庭内の総合マネージャー。企業でいえば、総務・経理・庶務・人事・調達・安全衛生・福利厚生をすべて一人でやっているようなもの。③成果が「目に見えにくい」。。。多くの仕事は「成果物」や「数値」で評価されますが、主婦(夫)業は違う。家族が健康で過ごしている、家が清潔に保たれている、冷蔵庫の中がちょうどよく整っているといった状態は、問題が起きないことが成果であり、誰も気づかないことが多い。つまり「ゼロベース維持型の成果」であり、 「うまくいっているときほど評価されにくい」構造。④ 感情労働・ケア労働が含まれる。。。主婦(夫)業は、物理的な家事だけでなく、家族の感情への配慮、子どもや高齢者への共感的対応、家族の対話の橋渡しなど、感情のマネジメントが日常的に求めらる。これは心理学的には「感情労働(emotional labor)」に該当し、他者の気分を安定させるために自分の感情をコントロールする労働。⑤ 「変化対応力」が高く求められる。。。天気・食材の入荷・家族の予定・健康状態など、主婦(夫)業は外部変動に常にさらされる仕事。計画しても崩れることが多く、そのたびに即興的に対応し、段取りを組み替える柔軟さが必要。つまり、「柔軟なオペレーション力」+「判断の瞬発力」が鍵になる。⑥ 時間が切れ目なく流れる。。。サラリーマン業は「勤務時間」と「オフ」が比較的区切られていますが、主婦(夫)業は「時間の境界線がない」のが特徴。朝食→洗濯→買い物→昼食→掃除→夕食準備→後片付け→家族対応…と、終わりがない連続タスク型労働。さらに、途中で予定外の依頼(家族・宅配・電話など)が入るため、「割り込み処理能力」が常に試される。⑦外部評価が少なく、内的動機で支えられている。。。主婦(夫)業は、基本的に上司も同僚もおらず、「感謝されること」「家族の笑顔」「生活の安定」が主な報酬。つまり、内的モチベーション(内発的動機づけ)に依存する仕事。承認が少ない一方で、誇りや自己充実感が支えになっている。⑧ 社会的には「非可視化」されやすい。。。経済統計上では「無償労働」として扱われ、GDPなどには直接反映されない。しかし内閣府などの試算では、専業主婦(夫)の労働を市場換算すると年収換算で300〜500万円程度になるとも言われる。つまり、社会基盤を支える不可視インフラ的な仕事。
【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい。朝ヨガ。朝食。読書。昼食。昼寝。休息。夕寝。夕食。就寝。(一言)いくらでも寝れる。
【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明
【OUTPUT】マンダラチャート維持
