人類の人口

「250万年前ほど前に初めての(今の人間と大きく変わらない)人類が現れた。7万年ほど前に現れた新人のホモサピエンスが、他の人類を絶滅に追いやり、食物連鎖の頂点に立ったのは、1.3万年前ぐらいと言われている。」この間、世界人口は長らく500万人程度(現在の東京23区の人口の半分適度)だった。その後、1.2万年前に農業・牧畜を開始し、(生産余力を背景に)人口増加が始まり、その後の産業革命以降(産業革命前夜で7-8億人レベル)、人口が爆発的に増加し現在の80億人レベル(500万人の1600倍!7-8億人レベルの10倍)になった。「ホモサピエンスが食物連鎖の頂点1.3万年間÷人類の歴史250万年間=0.52%≒7分間in1日24時間で、この文明の発達は、人類史を1日とするとほんの数分間の出来事」であるが、その数分間に人口が1600倍になったのである(250万年の歴史の最終部分で超急上昇イメージ)! この文明の力強さの証左だ。一方で、闇の部分も有り、環境配慮(脱炭素等)やリサイクル(循環)に本腰を入れないと地球が持たない(この文明により、気温・海面水位等大きく変わってしまう)ところまで来てしまった(+核兵器)。

今一度、人類史を復習。動物の一種族である人類も食物連鎖「食うか食われるか」の中で闘っている/いた。(前哨戦である長く続いた)狩猟・採集生活時代→力ずくでの獲物の奪い合い。非力であった人類は、火を始めとする道具を使うこと・集団で狩りをすることで徐々に有利に。(1.2万年前に開始した)農耕生活=その土地に降り注ぐ太陽エネルギーを人類がそのパートナー植物経由で占有。計画的余剰エネルギー蓄積。狩猟採集生活より大きな1人当たりエネルギー獲得。農耕民が狩猟採集民を圧倒。→この様にして生まれた「余裕」(余剰食料・余剰エネルギー)をレバレッジに人口増加・文明発生(まず手工業~貨幣流通)・発展。一方で、土地を巡って人類間で争い。敗者は殺害or奴隷。奴隷をレバレッジとして、支配者層は文化活動・精神活動・自己充実活動(芸術・哲学等)が可能に。「パンとサーカス」施策(食料・娯楽提供)で一般市民の支配者層に対する不満をガス抜き(昔、ローマの遺跡を見たころがある)。支配者層(土地所有者)vs隷属層(農業者)が固定・強化→中世封建社会。一方で、この闇の深さを凌駕する勢いで文明が躍動して科学・エネルギー革命→工業化社会→情報・デジタル革命→情報化社会。闇の部分として、資源を枯渇させんばかりの勢いで利用。また、社会システムとしては、市民革命を経て、中世封建社会→自由主義・民主主義・資本主義がスタンダードになったものの、古風な権威主義が昨今逆襲中(西郷隆盛の西南の役のように限定的な揺り戻しと理解し、ロシアのウクライナ侵攻のキレの悪さを見てその思いを強くしている)。

この様に、人類はここ1.2万年、農耕生活開始を契機に、文明を(人類の長い歴史からみれば極めて)急速に発展させたが、あまりのスピードに脳の進化は生物学的に追いつかず、狩猟・採集生活時代のまま。言い換えれば、脳が想定しているのは精々150人(ホモサピエンスと最後まで争ったネアンデルタール人は50人)で行う「パン」を追う「食うか食われるか」的な集団生活である一方で、現実は大規模で複雑な+分業的で複層的な(「パン」を追う「食うか食われるか」のみの生活を脱し「サーカス」もしっかり見ることができる)「余裕」のある生活。

で、自らを顧みる。大規模で複雑な+分業的で複層的な社会で「パン」を追う知識・技術を学校で磨き(18年間、昭和)、会社経由で「パン」を追ったが(37.5年間、平成)、卒サラでストップ(60才~、令和、不動産投資を継続中で「パン」追い活動は完全ストップではないが、それは横に置いておいおいて)。サーカス(娯楽・文化活動・精神活動・自己充実活動、芸術・哲学・一般教養・レベラルアーツ等)を過去約40年間、横目でチラチラ見てきたが、卒サラで「パン」を追うことを止めたので、強制的にそれがメインディッシュとなった! ブツブツ文句を言いながら、会社経由で「パン」を追った時代(つい数ヶ月前)が懐かしい~ 今まで、文明が与えてくれた「サーカス見学券への対応が不十分だったので、定年65才のところ5年早めて卒サラし、退路を断って、リセット・キャッチアップ中。娯楽・文化活動・精神活動・自己充実活動、芸術・哲学・一般教養・レベラルアーツ等の開拓・深化。ところで、「ユーミン万歳 松任谷由実50周年記念ベストアルバム」を聞いた。パン≒サーカス(人生の理想ながら、それが可能な人は限定的と整理しておこう)であるユーミンが本当に羨ましいわ! 自己充実活動でメシが食える/食えたなら人生最高なんだよね。実は、長男S・次男Yには、子供の頃から、自分の能力・興味に極力近い所に職業を持つこと(令和型雇用と定義可能)が幸せの近道とは言ってきた。ところで、日本社会全体にも最近、昭和型雇用(終身雇用の会社中心主義的雇用というか人生観)から令和型雇用に起業等を通じて静かに移行していると感じる。日本経済反転のサインだ(個人的には、日本経済は2025年前後を底に40年間の上昇サイクルに入ると思っている)。

宗教論(←宗教や神の概念は、1.2万年前農耕・牧畜生活開始後に登場し、これだけ科学が発達し多くの「ウソ」がばれてきたのにも関わらす現代社会においても結構健在なのは、ニーズがあるから。確かに科学が解き明かしたことはまだまだ限定的でもあり、人間の心は文明が与えてくれた「余裕」を持てあまして/の扱い方が分からない人が多く(←「食うか食われるか」の時代に宗教や神の概念は無かった)、脆弱ということか。心が脆弱な人の方が注意深く生きて多くの子孫を残し人類の主流になった可能性がある)に続いて、人間論についても、一定のまとまり感か~ 次は組織論を意識。脳が想定しているのは精々150人のコミュニティーで、現代社会の中で人間の脳がその規模・複雑性の前に、右往左往している!?(仮説)

【今日の1日】5時起床。ブログ書き。朝食。朝風呂。情報収集by新聞・TV。SNS受発信。ジョギング6km。昼食。ゴルフ観戦。昼寝。相撲観戦。夕食。大河ドラマ鑑賞。 久々に、天気が悪かった。

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