味わう

「味わうもの」とは、瞬間の体験を深く感じ取る行為であり、五感や感情、知性を用いて「今ここ」を豊かにする行為。料理や人生以外にも、多くの「味わえるもの」がある。「味わう」ことは、時間を「埋める」のではなく、「満たす」こと。思索や言語化を通じて生きる質を高めるためには、意識的な味わいの拡張は重要。

◆ 身体で味わうもの。。。自然の感覚:風のやわらかさ、日差しのあたたかさ、土のにおい。音楽:旋律の重なり、リズム、歌詞の余韻。香り:コーヒー、花、雨上がりの地面。触感:衣類の肌ざわり、温泉の湯、赤ちゃんのほっぺ。

◆ 心で味わうもの。。。人との会話:共感が生まれる瞬間、想定外の深まり。孤独な時間:自分との静かな対話。達成の余韻:目標達成後の充実感、やりきった後の放心。記憶と懐かしさ:写真、手紙、風景に誘発される感情。

◆ 知性で味わうもの。。。読書:一文の含蓄、文体、構造、気づき。映画・演劇:物語の構成、演技の緻密さ、間の妙。アート鑑賞:構図・色彩・歴史的背景との対話。哲学的思索:ある概念にじっくり向き合うプロセスそのもの。

◆ 人生として味わうもの。。。節目の瞬間:子の独立、親の死、引っ越し、退職、結婚。旅:風景だけでなく、その時の自分の状態も含めて。日常のルーティン:朝の珈琲、妻との散歩、庭の水やり。

◆ 味わうための態度。。。「ゆっくり」を許容する勇気。意識のアンテナを立てる。比較をいったん止める。自分の五感・感情・思考を開いておく。

また、「味わう=能動的にやること」の具体例。①料理することを味わう。。。食材に触れ、切る音、香り、変化を感じる。手間を楽しむ、調味のさじ加減に没頭する。(→結果よりも「過程」をじっくり味わう)②書くこと・話すことを味わう。。。書いているときの内的対話、言葉の選び方の緊張感を楽しむ。話している相手との空気感、反応を味わいながら伝える。③歩く・走るを味わう。。。足裏の感触、呼吸、筋肉の動きを感じる。風や景色、時間の流れと一体になるような体験。④掃除・片付けを味わう。。。手の動き、磨かれる面、整っていく空間の変化を楽しむ。精神的にも整う感覚に気づく。⑤対話・人間関係を味わう。。。相手の表情・声の調子・間合いを感じながら応じる。心の通い合いをリアルタイムで体感する。⑥創る・育てるを味わう。。。作品作り(文、絵、園芸、DIY)に没入する過程。変化・成長・完成までの時間をかみしめる。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。庭整備(倒木2本除去)。朝食。箱根峠-昼食@海老名-新中野。談笑。買物。夕食。阪神タイガース観戦。就寝。(一言)阪神大敗。。。

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)自律性を整える。Tarzan 特別編集

【OUTPUT】マンダラチャート維持

コメントする