心の余白

「心の余白」という言葉は、いざ定義しようとすると掴みどころがない。心の余白とは、「刺激」と「反応」のあいだにある静かな空間!

 ① 刺激と反応の間の「間(ま)」。。。私たちの心は、日々、外界の刺激(情報・人間関係・欲求)にさらされている。多くの場合、刺激に対して反射的に反応します(怒る・焦る・動く・比べるなど)。しかし、刺激 →(少しの間)→ 反応、この「少しの間」に、「心の余白」が生まれる。ここがあると、反応を選べる。逆に、それがないと、反射的に動かされる。つまり「心の余白」は、心の自由空間でもある。② 脳の観点から見た「余白」。。。神経科学的に言えば、心の余白とは「デフォルトモードネットワーク(DMN)」の活動を俯瞰し、自動思考に巻き込まれない状態。瞑想や深呼吸、自然の中の散歩、創造的な没頭などで、この状態が現れやすくなる。DMNが静まると、「今ここ」に意識が戻り、過去や未来に引きずられない心のスペースができる。③ 現代社会での「余白喪失」。。。文明社会は「効率」「即応」「情報充満」で成り立っている。結果、心の余白は削られ、「常に考えている」「常に比較している」「常に動いている」状態になる。余白がなくなると、次のようなサインが現れる。何をしても焦りが残る。頭が休まらない。反応的に生きてしまう。感情がすぐ波立つ。④ 「心の余白」があるときの状態。。。逆に、余白がある人は、感情の起伏が穏やかになり、他者に優しくなれ、自分を客観視でき、創造的な発想が浮かび、「足るを知る」感覚が自然に生まれる。つまり、余白とは心の健全な呼吸。身体でいう「息継ぎ」、思考でいう「間合い」にあたる。⑤ 実践のヒント。。。予定を詰めすぎない(カレンダーの余白)。無音・静寂の時間を持つ。「何もしない」ことを目的化しない。自然や風景の中で自分がいない時間を味わう。もし一言でまとめるなら。「心の余白」とは、反応する前に感じるための静かな間。人間が「人間らしさ」を取り戻す唯一の空間でもある。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい。朝ヨガ。朝食。前夜の後処理。料理(出汁・茶碗蒸し)。昼食。確定申告準備。買物。料理(鯵の刺身)。夕食。大河ドラマ鑑賞。阪神タイガース観戦。就寝。(一言)5時間の情報交換、良かった!

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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