「人はなぜ意味を必要とするのか」。根源的で、哲学・心理・進化のいずれの視点から見ても避けて通れない問い。意味とは、人間が存在の不安に秩序を与えるための道具。意味とは、人が「生存」「心」「社会」を貫いて自分という存在を整合的に保つための装置。それが壊れると、生きる意志そのものが揺らぐ。人は、意味がなければ生きられない。しかし、与えられた意味だけではもう満たされない。現代人は、「意味を見つける」のではなく、「意味を創る」存在へ進化している。
①【進化的視点】意味は「生存の羅針盤」。。。動物は刺激に反応して行動するが、人間は時間と死を意識する存在。そのため、「なぜ生きるのか」「何のために苦しむのか」という問いが生まれる。意味は、行動の一貫性を保つための「認知の地図」。意味があると、痛みや苦しみも「目的へのプロセス」として耐えられる。逆に意味を失うと、エネルギーの方向性が消え、「虚無」や「無力感」に陥る。つまり、意味とは脳が不安定な未来を整理するための進化的発明。 「意味の欠如」は、生存上のリスク(うつ・無気力)を伴う。②【心理的視点】意味は「心の統合装置」。。。人間の心は、常に「分裂」している。理性と感情、理想と現実、欲望と倫理…。この分裂を一時的にでも統合するために、「意味づけ」というプロセスが働く。失敗に「意味」を見出すと、人は学びに変えられる。喪失に「意味」を見出すと、悲しみは物語になる。苦しみに「意味」がないと、人は絶望する。つまり、意味とは心の断片を物語として再構成する力。それが人を「生かし続ける心理的エネルギー」になる。③【文明的視点】意味は「共同の物語」。。。社会は、共通の「意味の物語」で成立。国家、宗教、企業理念、家族観──いずれも「共有された意味構造」に支えられている。皆が「この仕事には価値がある」と信じるから組織は回る。「この国は尊い」と思うから共同体が維持される。「人は尊厳ある存在だ」と信じるから法や倫理が機能する。つまり、意味は社会的秩序を保つ接着剤。それが崩れると、社会は「制度」ではなく「力」で統治されるようになる。
【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい。朝ヨガ。朝食。庭整備。ルンバ清掃。移動準備。箱根峠-昼食@海老名-新中野。郵便処理。夕食。就寝。(一言)二拠点生活で生活リズムをリセット!
【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明
【OUTPUT】マンダラチャート維持
