「意味を求めて生きる」という特徴に加えて、「人間とは何か」という問いに対する他の重要な手がかりを、以下に整理。これらはすべて、人間のユニークさや本質に関わる視点。これらの視点を「人間という存在の多面性」として捉えると、単なる「理性の動物」や「社会的動物」といった定義を超えた、より深い理解に至ることができる。
① 創造性(Creativity)
人間は「無から有を生み出す」存在。単なる道具使用ではなく、美・芸術・音楽・詩・建築・テクノロジーなど、多様な創造行為を通じて世界に意味を加える。創造性は「現実をただ受け入れる」のではなく、「現実を再構成する」能力。
② 倫理・道徳意識(Moral Awareness)
善悪や正義、不正義を感じ取り、行為の是非を内省できる。「していいこと」「してはいけないこと」の判断ができる存在。この感受性は、宗教的な教えや社会的規範に加えて、内なる良心にも根ざしている。
③ 自由意志と選択(Free Will and Choice)
本能や条件反射だけではなく、「選ぶ」「決める」「迷う」ことができる。自由には責任が伴い、「どう生きるか」を問うことができる。よって、人間は「可能性の存在(a being of potentiality)」とも言える。
④ 死の意識(Awareness of Death)
死を意識することでこそ、生を意識する。死の不可避性が、人生の意味・価値を問い直すきっかけになる。他の動物にも死の感覚はあるかもしれないが、人間はそれを抽象化し、文化・宗教・哲学を生み出してきた。
⑤ 自己変容の力(Capacity for Transformation)
人間は「変われる」存在であり、自己を見つめ、成長し、やり直す力がある。失敗、挫折、喪失の後でも、意味づけと再構築を通じて立ち上がることができる。教育、経験、内省によって、人生観そのものを変えることができるのは、人間ならでは。
⑥ メタ認知・メタ思考(Metacognition)
「自分が考えていることを、考える」ことができる。思考や感情を客観視し、自分自身をモニタリングする能力は、学習や進化に不可欠。このメタ的な視点は、「自己とは何か?」という問いに自然とつながってくる。
⑦ ユーモアと笑い(Humor and Laughter)
不条理や矛盾を笑い飛ばす力も、人間の本質。厳しい現実の中でも、「笑える」ことは、生きる力を象徴するもの。ユーモアは、知性・共感・想像力が融合した、非常に人間的な営み。
【今日の1日】曇。5時半起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。来客準備。昼食。長男S宅-監査役の仕事-コンビニ。阪神タイガース観戦。夕食。就寝。(一言)阪神、連勝!
【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか by 今井むつみ・秋田喜美
【OUTPUT】マンダラチャート維持
