特許翻訳を業とする妻Tの力の源泉のひとつはネットでの検索力だ。多種多様な分野の専門性を伴う分野の特許を翻訳をする際、その技術背景等を知るために検索力を駆使した基礎リサーチが必須とのこと。
私はインターネット普及前に大学時代を過ごした(1981-1985年)。当時、この様なリサーチは、紙ベースで図書館で行わざるを得なかった。改めて思うが、隔世の感がある。
この技術・テクノロジーを前提にすれば、基礎教育課程で必要なものは、まとまった「知識の塊」というより、興味を持た時にネットリサーチで得るための「知識の枠組み」、極論すれば「キーワード」ではないか。例えば、幕末の歴史を詳細に覚えることというより、大きな流れと人物等の固有名詞(キーワード)を覚えておけば十分かもしれない。興味を持た時にネットリサーチで集中的に行えば詳細に全体像が把握できると思う。
技術・テクノロジーが生活に与える影響は極めて大きいと改めて感じる。その進歩を前提に、変更・最適化できてないことが多数存在する可能性がある。