歴史に学ぶ

私は31年間邦銀勤務(コミュニティー型)で、その後フランス系証券会社(ジョブ型)に6.5年間勤務したので、両雇用システムを頭と肌で理解している(つもり)。

昨今、あたかもジョブ型(⇔コミュニティー型)と言われる雇用システムが日本に新たに導入されるような論調がある。正しくない。今までも中小企業の多くはジョブ型だったし(妻Tの勤務する国際特許事務所は私が見る限り昔からジョブ型だ)、日本も戦前はジョブ型が主流だった。つまり、終身雇用とも言われるコミュニティー型の雇用は、戦後の高度成長時代に生まれた日本の大企業特有のものだ。簡単に言うと、「男は命を賭けて仕事をせよ、女はしっかりと家庭を守れ。経済のパイは大きくなるので、それを原資に最終的に多くの人を幸せにできる。」日本経済は1980年代にピークをつけ、その後女性の就業率はアメリカを超えるようになったのに、平成の時代に雇用改革をしなかったので生産性が上がらず、日本経済はジリ貧となったと思う。歴史を少し勉強すればコミュニティー型が期間限定的であることは容易にわかるのだが。過去を悔いるのは生産的ではない。まあ、令和になって、(適材適所のためのボトルネックだった)雇用システムの改革が始まった。早晩、日本経済は、多少の痛みを伴いながらも、全体としては浮上するはずだ。日本は、一般的に着手は遅いが、始まれば早く適応力がある。大いに期待している。

歴史に学ぶといえば、繰り返しになるが、下記を知っているだけで人間を見る目が変わる。250万年前ほど前に初めての人類が現れた。7万年ほど前に現れた新人のホモサピエンスが、他の人類を絶滅に追いやり、食物連鎖の頂点に立ったのは、1.3万年前ぐらいと言われている(その時、世界人口500万人)。その後、ホモサピエンスは1.2万年ぐらい前から始まった農業革命でその勢いを加速させ、500年ぐらい前からの科学革命(その直前、世界人口7−8億人)で更に加速度的に文明を築き上げた(現在世界人口80億人)。「ホモサピエンスが食物連鎖の頂点1.3万年間」÷「人類の歴史250万年間」=0.52%≒7分間in1日24時間。(通常、生物の進化は、かなり長時間をかけて起こるが)この文明の発達は、人類史を1日とするとほんの数分間の出来事でなので、進化/遺伝子が追いつけるわけがなく、人間の心身は、ほぼ狩猟生活(リスクに満ちた食うか食われるかの=人は狩りをする動物であったが狩られる動物でもあった。農耕生活の200倍超の期間)の時のままと言われている。

歴史に学ぶ!!

【今日の1日】7時起床。情報収集by新聞・TV。朝食。朝風呂。ブログ書き。家計・家事。昼食。iPad・iPhone14・ iPhone7・Apple Watch・Window PCの役割分担を再構築。夕食。(一言)Apple Watchで睡眠の質・量を計測している。朝起きてそれを見るのが楽しみだ。

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