無意識vs意識

まだ読んでないが、この本(『人間とはどういう生物か 心・脳・意識のふしぎを解く』石川幹人/ちくま新書)は面白そうだ。要は、無意識は多くの情報を認識しているが(1日6万回!?)、意識はそのほんの一部だけを利用してそれを世界としている(取捨選択)。確かに、言われてみればそうだと感じる! 量子と言われると難しいが。。。仏教の概念である唯識とも重なるか。。。無意識と意識との関係は如何に!? アカデミック界でも最先端の課題の様だ。

「物、生物、人間、さらにはその意識は、すべて内部・外部の環境とも合わさった重ね合わせの状態にあり、その時の環境との相互作用によりある状態が選び取られる(固定化する)量子過程に基づいている」「人間が意味にかかわる生き物で、その意味をイメージとして捉えることを悟り、環境も含めた全体との関係が重要なキーポイントだと理解した」「コンピュータは、有限な場合は得意だが、無限の場合・可能性が取り上げられると、結局意味が確定できずに、お手上げになってしまう」「私たちは、自分や周囲全体をまとめて、生活に便利な位置に意識を固定する心の機能を持っているはず。ただ、その意識する部分は、環境との相互作用情報全体を取り込む無意識のほんの一部だけを利用しているはずなのに、実はその意識する部分だけを自分であるように思ってしまっている」「だからその意識部分だけを利用する人工知能などは、有限な情報に対しては成功するものの、ヒトの示す意味作用には到底追いつかない」「私たちがなぜ知識の全体を把握できるのか、なぜ不要な部分を事前に無視できるのか、なぜコミュニケーションで適切な意味を生成できるのかなどは、すべてこの量子過程の考え方が役に立つ

【今日の1日】5時半起床。家事一般。朝食。情報by新聞・TV。YouTube。昼食。2022年税務最終処理。4人宴席@新宿。 (一言)うーん、意識と無意識はどんな関係なんだろう。。。

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