煽り

人間は、本能(危機対応)、神経回路(ドーパミン探索)、社会制度(資本主義)のこの三層が重なって「常に煽られている」状態。
逆に言えば、この仕組みを自覚すると「流されすぎず、距離を取る」ことができる。

①危機対応モード(生存本能の残像)。。。狩猟採集時代には、常に「危険を素早く察知し回避する」ことが命に直結。そのため脳は、ポジティブ情報よりもネガティブ情報に強く反応しやすい(ネガティビティバイアス)。この「危機対応モード」が、現代でも漠然とした不安やストレス過剰反応として残っている。②ドーパミン(探索・報酬回路)。。。ドーパミンは「快楽」そのものではなく「報酬の予測・探索を促す」物質。狩猟採集時代には「食べ物を探す・発見する」「仲間と協力する」行動を強化。現代ではSNSの「いいね」や買い物、ギャンブル、株価チェックなどに結びつきやすい。「もっと、次、さらに」と人を動かす原動力。③資本主義(社会構造の煽り)。。。資本主義は「より多く、より速く、より新しく」という欲望を前提に成立。広告やマーケティングは、脳のドーパミン回路を巧みに刺激し、「不足感」を意図的に作り出す。その結果、危機対応モード+ドーパミン探索欲求が資本主義の燃料になっている。

本能(危機対応)、神経回路(ドーパミン探索)、社会制度(資本主義)以外にも煽りの要素がある。

④社会的比較(他者との相対評価)。。。人類は小集団で生き延びてきたので、序列や立場に敏感。SNSやメディアがその本能を過剰に刺激し、「他人と比べて足りない/遅れている」という焦燥感を煽る。⑤言語と思考のループ。。。言語を獲得したことで、未来や過去を際限なくシミュレーション可能に。「まだ起きていない不安」や「すでに終わった後悔」を言葉で再生し続け、自分を煽り立てる。⑥テクノロジー(通知・情報洪水)。。。スマホ通知、アルゴリズムによる「おすすめ」、ニュース速報。危機対応モードを人工的に連打されるような状況。本来の脳の処理能力を超えて、常時「注意の奪い合い」に晒されている。⑦文化・規範。。。「いい大学に」「いい会社に」「持ち家」「結婚して一人前」といった文化的物語。本人の欲望より「社会が良しとする生き方」に煽られる。⑧死の意識(有限性の自覚)。。。人間だけが「自分が死ぬ」と知っている。この根源的不安が「何かを成し遂げねば」という焦りを生み、しばしば資本主義や文化規範に利用される。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい。朝食。朝ヨガ。2人昼食:@大手町。買物。料理(茶碗蒸し)。大相撲観戦。夕食。阪神タイガース観戦。就寝。(一言)若い人と接すること必要!

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)自律性を整える。Tarzan 特別編集

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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