箱根神社

元日の明治神宮初詣に続いて箱根神社にもお参り。関東屈指のパワースポットであることと、映える「平和の鳥居」で連日外国人を含む多くの参拝者が訪れている。説明文に、御鎮座1270年で「卸成敗式目」誓願神社の最初に名を連ねる箱根神社とある。また、鎌倉時代から800年近く続く「誓願」という祈願方法で、よりパワフルなご神徳がいただけると言われる。「願い串」に願いを書きまき、「起請文(誓約文)」に願いを叶えるために自分が何をすべきかを書き、誓うのだ。その起請文を願い串に巻き付けて、社殿横の誓願所に納める。誓願した方には「箱根山牛玉宝印(守り札)」が授与されるので身に着けて、後は起請文に誓った行為を実践あるのみ。「箱根を背にするものは天下を制する」は箱根神社にお参りすれば関東での開運や仕事運、勝負運のご利益がいただけるという意味で、天下を制した人はみな誓願していると言われるほど。

で、あらためてその歴史を確認。かつて箱根山は関東における山岳信仰の一大霊場。箱根神社はその中心で、奈良朝の初期(757年)箱根山に入峰修行中の高僧・万巻上人が、箱根大神の御信託をうけ、勅願によって現在地に創建したのが始まり。古くは神仏習合のお社で、「関東総鎮守 箱根権現」と称されていた。この箱根権現が広く知られるようになったのが鎌倉時代。源頼朝の源氏再興の願いが叶い、頼朝は武家の基本法典「御成敗式目」の中で、箱根権現を日本における誓いの神様の筆頭として掲げた。以来、武家による篤い崇敬を受け続けたが、明治時代の神仏分離令により「箱根神社」に改称。

また、箱根神社を語る上で外せないのが「九頭龍神社」。昔々、芦ノ湖に棲んでいた毒龍が人々を苦しめていた。そこで箱根神社を創建した万巻上人が箱根大神の力を借りて毒龍を調伏し、龍神(芦ノ湖の守護神)として芦ノ湖畔に箱根神社と同じ757年に「九頭龍神社」を創建し祀ったのだ。その後、芦ノ湖畔の「九頭龍神社 本宮」に加え、平成12年に箱根神社境内に「九頭龍神社 新宮」が建立。なお、九頭龍神社にも「誓願」がある。こちらは紙の「誓願符」に願いを書き、起請文(誓約文)を書くのは一緒で、このあと誓願符を龍神水が注ぐ「成就水盤」に溶かし、流し納める。溶かされた誓願符に記された願いは、流れて芦ノ湖の九頭龍大神に届きくので、その後は誓ったことを実践して、より大きな御神徳を授かるしくみ。

【今日の1日】曇。4時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。家財再配置。箱根神社-昼食。隣人と談笑。会社事務。夕食。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか? ヒトの進化からみた経済学 P・シーブライト

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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