組織vs個人

昨夜のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第33話。(源頼家を討つよう命じた後の)北条義時と15年ぶりに対面した天才仏師・運慶。「小四郎(義時)、お前、悪い顔になったなぁ」「けど迷いがある。そこが良い。いつか仏を彫ってやりてぇ」。別の場面で義時が「(純粋な)太郎(義時の子の泰時)はかつての私なんだ」「あれは・・・私なんだ」。組織(鎌倉幕府)運営を行う個人(北条義時)の苦悩がシャープに描写されていた。

一方、(義時とは全くレベル感が全く違うが!)私は、「サラリーマン卒業@還暦」を契機に、半世紀以上にわたり基本フレームワークとした「組織軸」(学校軸・会社軸)を脱して(現在社会を効率的に生き抜くための「鎧」-所属組織が小宇宙-を外し)、家庭軸・自分軸を中心とした(家庭をベースに、肩の力を抜いてより素直・自由に社会や自然と直接向き合う)生活に大きく舵を切った。義時とは方向が真逆。個人の組織という枠組みからの解放。

個人的には、コテコテの「コミュニティー・メンバーシップ型」組織に31年間所属し、キレキレの「ジョブ型」組織に6.5年間所属した。組織を見る目を肥やした(つもり)。このサイトで、「組織vs個人」を掘り進めていきたい!「今の所属組織を使って成し遂げたいことがまだあるので働き続ける」とある知人。羨ましい。

【今日の1日】卒サラ後はじめての平日。郵便局(次男夫婦にシシトウ送付)、箱根神社(裏門確認、おみくじ:大吉!)、自宅周辺散歩4km、昼寝(先週のオフィス連続勤務でやや疲れているようだ)。ワインを飲んで知らぬ間にリビングルームで就寝。夕食はアヒージョ、たこ焼き他。