老いを生きる

元伊藤忠商事会長・民間人初の中国大使を務めた丹羽宇一郎さんが85歳を迎え「老いた今だから」と題した本を出版された。

今、老後の生きがいや終活について、メディアではいろいろと言われていますが、「皆が言っているから生きがいをもたなきゃいけない、皆がやっているから終活をしなきゃいけない」という考え方になると、生きていくのが苦しくなってしまうように思います。もちろん自分の人生ですから、自分が納得するようにやってみる価値はあるでしょうが、「皆が」という言葉に惑わされてはいけません。「皆とは誰のことなんです? あなたは世界中の人を調べてそう言っているんですか?」と、言い返せばいいのです。だからといって、「自分はこう思っているから、家族や友人も皆、同じように思っているだろう」と、自分中心にものごとを考えて判断するのもよくありません。見るもの、聞くものを自分のこととしてとらえ、関心のあることをもっと深く知るためにいろいろな情報を集め、そこからさらに考えて自分なりの見方をしていこうとするのが、本当の意味での「自分中心の考え方」です。そういう考え方をすることは、老後をよりよく生きていくためにも、非常に大事なことだと思います。

日本では歳をとることにマイナスイメージがありますが、そんなことはありません。年齢を重ねるにつれて経験の数は増し、知識も増えていくので、的確な思考と判断ができるようになるし、人間関係の広がりや深みも増し、人格も円満に練られていきます。世の中の変化に対応していこうという意欲や好奇心を失わず、日々の努力を続けていく限り、失うものよりも得るもののほうが圧倒的に多いはずです。身体が欲する限り働き、読書や学びを通して知識を吸収していけば、生きがいは自然と見つかります。

【今日の1日】晴。4時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。門柱設営。昼食。門柱設営。ドックラン建築打ち合わせ。夕食。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか? ヒトの進化からみた経済学 P・シーブライト

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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