言葉

「直線」や「自己」は、いずれも概念としては明確だが、現実の中には実体として存在しない。にもかかわらず、多くの人は、それらが「確固たるもの」として存在しているかのように感じ、信じている。しかし、言葉や概念はあくまでも道具であり、現実そのものではない。それゆえ、それらに縛られすぎると、思考が硬直し、真実から遠ざかってしまうことがある。仏教でいう「空(くう)」の教えも、まさにそれを示唆している。「空」とは、言葉や概念によって世界を固定的に捉えようとする「執着」を手放す視点であり、
本質をとらえるには、「定義することそのものを疑う」必要があるという示唆だ。比喩的に言えば、言葉は「地図」であって「土地」ではない。地図がなければ道に迷うが、地図にだけ頼れば風景や風の匂いを見失う。言葉は大切だ。だが、言葉に飲み込まれてはならない。繰り返す。言葉は大切だ。しかし、言葉に飲み込まれてはならない。

【今日の1日】晴。5時半起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。箱根峠-石川SA@-次男宅@小金井市(初節句祝い)-箱根峠。夕食。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか by 今井むつみ・秋田喜美

【OUTPUT】マンダラチャート維持


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