昨今、生物学・心理学・脳科学等によって、人間は生得的に利他的であることが明らかになってきた。人間は、数百万年前の狩猟採集時代から群れ(最大150人程度)で暮らす中で(=みんなで協力して狩りをしたり子育てをする)、感謝の心や利他的行動に対して幸福ホルモンが分泌されるようになり、生物的・進化的にもそれ(相互依存発想・行動)を後押し、定着させてきた。利他的行動は様々な動物において観察されるが対象は家族に限定されることからすると、人間は家族を拡大解釈することができるとも言える。
したがって、人間は動物として、利己的な生存・生殖という基本的動機を持つが、それに加えて、利他的な行動(=他人を助ける)という動機もあるということ。ただ、WIN-WINなことを除くと利己と利他は相反することが多いので、そのバランスをとるのは言うは易し行うは難しだ。よく耳にする「貧すれば鈍する」(暮らしが貧しくなれば心までも貧しくなる)は、言い換えれば、一定の余裕があると、利己と利他のバランスが保ち安い(家族を拡大解釈できる)が、一定の余裕を失うと利他が抑えられ利己が出やすくなる(家族を拡大解釈できなくなる)という事かもしれない。そうすると、一定の余裕をどう定義して、それに基づいてどう利己と利他のバランスをとることが人間の大きなテーマで、その結果を人格・人間性というのかも。つまり、人格・人間性=家族を拡大解釈してそれを実践する力となる。ただ、人間の脳が想定しているのは150人程度の規模で「世界80億人皆家族」には無理があるか。。。
【今日の1日/晴】6時半起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。ゴルフwith2友人(含む昼食)。夕食。阪神タイガース観戦。就寝。 (一言)10ヵ月ぶりのゴルフラウンド。
【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)夢をかなえるマンダラチャート
【OUTPUT】マンダラチャートを維持。