資本主義

改めて資本主義を考える。

資本主義(個人が自由に土地やお金・道具などの資本を持ち、商売できる仕組み)は個人が利潤を求めて自由にお金を稼げる点や、自由競争を通じて国の経済が発展しやすいメリットがあるが、一方で、不況時に失業が増える点、(資本が資本を生み)貧富の差が拡大しやすい点などが課題だ。また、資本主義は、人間の欲望(生存と生殖をより確実にしようともっともっとの発想)をガソリンにしているとも言える。

資本主義社会では、労働力も生産手段や消費手段などの一般商品と同様に市場で売買され、価格が決まる。①労働者は、商品所有者としての自由や平等、独立の人格を奪われ(尊厳・自尊心が傷つきやすくなり)、また、②労働能力の喪失とともに市民社会から脱落し、絶対的貧困状態に陥る可能性がある。③生産性の向上のために分業化が進み、ブルシットジョブ(無意味で有害ですらある仕事)が増殖し人間の精神を傷つける。④市場で評価されること以外に価値がつかない※。

本来、私達は生きているだけで価値があるし、効率一辺倒・費用対効果発想・高い/安い発想と一線を画して/それらを乗り越えるために(誤解を恐れずに言えば)「贅沢(資本主義的価値観ではなく自分自身の価値観の展開、魂を潤すもの、人生を実り豊かにするもの)を求めるスタンス」が必要かもしれない。

※ 資本主義の中では、社会の究極のゴールとして「拡大・成長」が設定されていて、それに反する選択の余地はあらかじめ奪われているのが実情。利潤に反しない限りは人権や環境も尊重するけれど、「利潤を犠牲にしてでも人権を守り、環境対策をしよう」と誰かが言い出した瞬間、「その取り組みは非現実的だ」などと断罪され、そもそも議論のテーブルにも載せてもらえない。

【今日の1日】晴。6時半起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。隣人と談笑-ゴミ捨て-昼食-ジム-読書。夕食。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)人生は気分が10割 キム・ダルス著

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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