潜在意識は、変化を嫌い、現状維持バイアスを持つ。進化の過程で、リスク/予防的感覚の強い遺伝子が生き残ってきたのが主たる背景だろう。私の好きな言葉で言うと、慣性の法則(物体に外部から力がはたらかないとき、または、はたらいていてもその合力が 0 であるとき、静止している物体は静止し続け、運動している物体はそのまま等速直線運動を続ける)だ。だから、顕在意識が、「変化しよう!成長しよう!成功しよう!」と思っても、現状維持バイアスを持つ潜在意識にブロックされて頓挫しやすい。なので、何かしようとすると、潜在意識をどのように味方にするが重要になってくる。ネット上で、それを「潜在意識の書き換え」と言うようで、色々な方法が紹介されている。例えば、潜在意識と顕在意識が混在した変性意識状態(朝に目覚めた後すぐの頭がボーッとしている時、リラックスしている時、夜眠くてウトウトした時等)に自己暗示をかける方法等だ。
思えば、私の場合過去15年間に、大阪からの両親呼び寄せ介護・見送り(2009-2011-2018)、大阪の実家賃貸を契機とする不動産投資(2010-2015)、次男Yの下宿・寮を所有方式にて確保(2014、2018)、新中野と箱根峠の2拠点体制構築(2019)、60才での比較的早い段階での卒サラ(2022)と、現状維持バイアスにどうにか打ち勝ち(「慣性の法則=平々凡々とサラリーマンを65才まで全う」に逆らい)大きな変化を積極的に取り込んできた。確かに、すべてのケースにおいて、決断の前後はハラハラドキドキ・不安感一杯だったのを明確に記憶している(大きな決断を連発する中でその感覚に慣れていった面があったとも思う)。実践した手法は以下の通り。⓪2009年時点で、家計BS・PL・CFを中小企業的にエクセルで管理する手法を完成させており主にレーション機能があった(技術論)。①現状維持では一般サラリーマンは経済的・精神的にジリ貧だと潜在意識に一生懸命に説明した。②選択する選択肢が経済的リスクが限定的であることを潜在意識に一生懸命に説明した。③選んだ選択肢を正解にしていくまで創意工夫を重ねるコミットメントを潜在意識に一生懸命に説明した。④最終ゴールとして自由度の高い生活イメージを潜在意識と共有した。等々、それらしいこと(自己説得プロセス)書いてみたが、結局は、「根拠のない自信」を潜在意識(+妻T)に一生懸命に説明した!? どんなことにもリスクは存在しリスクゼロはあり得ないので、リスクゼロの魔法をかけるには「根拠のない自信」を前面に出すしかないのである。また、他人の評価は移ろい易いこと/まったくあてにならないことを梃に、自分を信じるしか道は開けないとする開き直りがあったか!?
【今日の1日】5時半起床。家事一般。朝風呂。朝食。情報by新聞・TV。SNS受発信。YouTube。ブログ書き。昼食。ガソリンスタンド-ジム-買物。夕食。 (一言)乗ったことのある京都・保津川下りで死亡事故。。。