枝葉末節にこだわりすぎると全体観を失う。ということで、思いっきり鳥瞰図。20万年間のホモサピエンスの歴史を振り返れば、①「狩猟採集」時代(19万年間)-農業革命→②「農耕」時代(1万年間)-科学革命-産業革命→③「工業化」時代(250年間)だ。複数の学者が、①②③それぞれ、成熟/安定期に入ると、文化・精神面で発展が起こると言っている。①の場合、壁画等で今でも確認できる様な文化・芸術だ。②の場合、ギリシャ哲学、ブッダ、キリスト教、イスラム教等の哲学・宗教だ。
で、昨今は③の成熟/安定期の入口と認識されているようだ。確かに、自然/地球環境の限界が意識され、社会環境でも格差拡大・分断等成長の歪(現システムの限界感)が意識され、近い将来世界人口の減少開始もイメージされている等、③の踊り場感がある。一方で、脳科学が急速に発展し、洋の東西を問わず瞑想/マインドフルネスがハイライトされるなど心/意識の問題に注目が集まっている。今後、ロボット開発の志向が、deep learing(水平的)から人間の心(垂直的)に向かえば、さらにその傾向が強まると見る。これから始まるであろう③の成熟/安定期では、「人間の心/意識」(←哲学・宗教←壁画等文化・芸術)がテーマになる予感!
人間の脳は精緻なコンピューターではない。無意識(生存&生殖を意識)-意識(後天的書き換え可能)構造を持ち、五感-身体とつながった生きるための臓器だ。一方で、ブッダは「苦しみは心が生み出す」と言ったが「幸せも心が生み出す」ようだ。つまり、苦しみ/幸せは、無意識⇔意識のコント―ロール次第/考え方次第な面がある。具体的な③の成熟/安定期のテーマ「人間の心/意識」として、科学知識に裏づけられた「心のトリセツ」が哲学・宗教に代わって人々の「心の平穏」を提供するような時代が来るかも。
【今日の1日】5時起床。家事一般。朝風呂。朝食。情報by新聞・TV。YouTube。昼食。サイト運営。買物-郵便局。7人会食@西新宿。(一言)やはり、人との交流は刺激的だ。