異次元緩和

日銀が行った異次元緩和は物価には想定ほど効果はなかった。日銀が供給したベースマネーは銀行の持つ国債と入れ替わっただけで、物価に影響する市中への貨幣供給量(マネーサプライ)に対する影響は軽微で、物価は上昇しなかった。やはり、マネーサプライ増には銀行の国内貸出増が王道なのだろう(信用創造、⇔長期低金利で資本市場は低調で、銀行は高利ざやの海外貸し出しを積極化した)。政府は、コロナ禍に現金給付を実施したが、(米国と違い)銀行貸出を通じず、マネーサプライは微増にとどまった。それでも2%を超えるインフレが生じた。ただ、最近はマネーサプライ増加率が1%台前半に低下し、2%超のインフレが続く保証はない。(結果なのか原因なのか議論があるところではあるが、)日本のインフレは穏やかなのはマネーサプライ(突き詰めれば銀行の国内貸出=信用創造)の伸びが鈍いからだ。(経済が活性化して)マネーサプライがしっかり伸びなければ、賃金と物価の好循環も成長もない。

我が家計は、過去最高で1.8億円、今でも1.1億円の銀行借入がある。銀行貸出増、マナーサプライ増、経済活性化に貢献した/している! まあ、それも低金利だからできた。ということは、我が家計の経済行動は少数派で、多くの企業・個人は、低金利でも経済活動をあまり活性化しなかったと言える。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。大家事務。昼食。確定申告作業。夕食。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか? ヒトの進化からみた経済学 P・シーブライト

【OUTPUT】マンダラチャート一部修正

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