酒の効用

「逃避の酒」「戦うために飲む」から「味わう酒」「受け入れるために飲む」へ。サラリーマン時代のように「逃避」や「やけ酒」ではなく、「今ここを楽しむ」ための酒へと質的に転換。違う言葉で言えば、サラリーマン時代は外圧を逃がすバルブだった酒が、シニアライフでは「自己との対話」や「心の調律」としての役割に変わっていく。

肩の力を抜く手段として、また日々の営みを彩るものとして、意識的に、そして楽しんで付き合うたいものだ。酒は「酔うための手段」であると同時に、そのときどきの心の映し鏡でもある。

酒には脳の前頭前野の働きを抑制し、理性的な思考や自己監視を一時的にゆるめ、「自己との自己会話(内的対話)」を緩和する効果がある。結果として、内省的な思考がほどよくぼやけ、自責・不安・孤独感が和らぐ。特に夜、ひとりで飲む場面では、自己対話が静かにスローダウンすることが多い。思考の鎮静化→ 内なる声がうるさすぎるとき、酒が音量を下げてくれる。感情の潤滑化→ 固くなった感情をほぐし、自分に優しくなれることがある。

■ サラリーマン時代の「酒の効用」。。。ストレス解消:仕事のプレッシャー、人間関係、成果主義の中で、酒は「リセットボタン」のような役割を果たしていた。人間関係の潤滑油:上司・部下・取引先との関係づくりにおいて、「酒の席」が緩衝地帯になっていた。自分の本音に近づける:理性や建前を一時的に外すことで、自分自身や他人の本音に触れる瞬間があった。頑張った自分へのご褒美:仕事を終えたあとの一杯が、達成感の象徴でもあった。

■ シニアライフでの「酒の効用」。。。肩の力を抜く:「やるべきこと」から「やりたいこと」へと移る中で、内面の緊張をほぐす助けになる。生活の区切り・リズム:夕方や食事どきに一杯飲むことで、日々のリズムを整える習慣にもなり得る。思索や創造の促進:軽く酔うことで抑制が下がり、文章執筆や内省がスムーズになる人も多い。過去と現在をつなぐトリガー:若い頃の記憶、酒席の思い出が蘇り、回想や語らいの時間を深めてくれる。夫婦の時間の演出:配偶者との会話や、ゆったりとした時間の演出にも適している。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オンライン朝ヨガ。朝食。ヨガ教室-5人昼食@荻窪。昼寝。買物-スイム-8人宴席。就寝。(一言)ヨガ関連の人4人と昼食。違った世界を見た。

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)自律性を整える。Tarzan 特別編集

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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