自己家畜化2

2022年7月6日のブログで、自己家畜化について記した。人類が、自己をあたかも家畜のごとく管理する動物であるとの認識から生まれた人類学上の概念である。 野生のまま生きている人は皆無であるから、ポイントは、自己家畜化云々ではなく、そのレベル感だろう(人は、何らかの規範に自らを押し込めて生活をしている)。

昨日、2.5年ぶりに退職前の出社して、「引退後何するんですか?」と何回も聞かれて「この瞬間、心を開放し、自然と向かう方向を見定めている段階」と答えた時、自己家畜化のレベルを極小化することだと心の中でふと思った。学校(18年間) → コミュニティー型会社組織 (31年間、箸の上げ下ろしまで同調圧力が強い)→ ジョブ型会社組織(6.5年間、同調圧力そのものは弱いものの統一コンセプトを軸に求心力を保持・強化しようとする思いは強い) → 家庭(60才~)と、そのレベル感を今までどんどん下げてきて、これからが仕上げだ。平たく言うと、気を使う相手は妻Tだけにになるということか!? 残ったエネルギーはほぼすべて自己との対話に使い、そこで得られた着想を、思い切って社会・自然の中で実行するということかなぁ。その着想を豊かにするために今までの人生があったのだと整理することも不可能ではないかもね。