脳と付き合う

現代人の脳(ハードウェア)は、現代社会に住みながらも1.2万年前の狩猟採集時代仕様のままで、周りの環境(ソフトウェア)だけが急進化してしまった。この「ミスマッチ」をどう扱うかが、まさに心身の安定や幸福感の鍵。以下、その「残像を持つ脳」とうまく付き合う7つの方法を挙げる。

「短期報酬をうまく使う」。。。脳はもともと「すぐに手に入る報酬」に反応する設計(=遠い未来の利益より、今日の果実を選ぶ)。対策:大きな目標を「小さな成功体験」に分解し、こまめに達成感を得る。1日の中に「達成の快」を意識的に配置する。たとえば「朝の散歩」「日記を書く」「家事を終える」など。② 「身体を動かすことで脳を整える」。。。狩猟採集脳は「動くことで思考が整う」ようにできている。静止状態での長時間作業は想定外。対策:毎日少しでも歩く(できれば自然の中)。考えごとをするときは「歩きながら」が効果的。Walk and thinkは、原始脳に合った最高の思考法。③ 「集団と孤独のバランスをとる」。。。狩猟採集時代、人は「15~50人程度の小集団」で生きてた。社会的つながりがなくなると、脳は命の危機と錯覚する。対策:家族・友人・地域など、顔の見えるつながりを維持。ただし、常時群れにいるのも疲れる。「週に数回の社会的接触+孤独の時間」を意識的に設計する。④ 「自然と周期性を取り戻す」。。。狩猟採集脳は日の出・日の入り・季節のリズムに同調していた。人工光と24時間活動は、脳に慢性的な混乱を与える。対策:朝日を浴びる(体内時計をリセット)。夜は暗さを取り戻す(スマホの光を減らす)。季節の食材・行事に意識を向ける。脳が「地球のリズム」と再同期。⑤ 「感覚を使う時間を増やす」。。。原始脳は「視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚」を総動員して環境を理解。現代の情報過多は、知覚の貧困化を引き起こしている。対策:香り・手触り・音など、感覚を意識して味わう。「五感日記」をつけるのもおすすめ。これにより、脳が「今・ここ」を感じやすくなる。⑥ 「成果より意味を感じる」。。。狩猟採集社会では、個人の「生産性」より共同体への貢献感が幸福の源だった。対策:仕事や家事の中で「誰かの役に立っている」感覚を大切にする。「生きがい=他者との循環」と捉える。脳の報酬系がより深い満足感を得まる。⑦ 「静けさと余白を意識的にデザインする」。。。狩猟採集時代の狩り間の休息、焚き火の時間は、まさに「デフォルトモード」の時間。現代では、情報過多がこの静けさを奪っている。対策:1日の終わりに静かに考えない時間をもつ。デジタルデトックス、音楽や自然音も有効。脳が「反芻」と「整理」のプロセスを回復する。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい。朝ヨガ。朝食。ルンバ清掃。昼食。移動準備。買物。夕食。新中野-知人宅-箱根峠。バータイムwith知人。(一言)新タイプの拠点化移動。

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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