ホモ・サピエンスbyWiki。「17-12万年前、ホモ・サピエンスは東アフリカに初めて出現した。この初期の現代人類がどの程度に言語・音楽・宗教などを発展させていたかは明らかでない。その後、5万年ほどかけて彼らはアフリカ中に広がり、10-8万年前にはホモ・サピエンスの3つの主流が分岐した。現代的行動へと完全に至る「大飛躍」はこの分岐があって初めて起こったものである。道具の制作や行動における急速な洗練化は、8万年ほど前から明白となり、続いて6万年ほど前の中期旧石器時代の最末期にかけてアフリカ大陸外への移住が始まった。美術、音楽、装飾、取引、埋葬などを含む今日レベルの現代的行動は3万年前には明白なものになった。」
人類の知能の進化については色々な学説がある。もっともよく引用されているのがロビン・ダンバーが提案した社会脳仮説だ。人間の知性は本来、環境上の課題を解決するために進化したのではなく、大規模かつ複雑な社会集団の中で生き抜くために進化したとするもの。大きな集団内での生活に関する振る舞いのうちには、互恵的利他主義、詐術、協力関係の構築がある。これらの集団力学は、心の理論や、他者の思考や感情を理解する能力に関係する。社会集団の規模が拡大したとき、集団内の個体間関係のバリエーションが桁違いに増える場合があるとダンバーは指摘した。チンパンジーは約50匹の集団で生活する一方、人間は典型的には約150人の社会集団を形成し、それはダンバー数と現在呼ばれている。社会脳仮説によると、ヒト科が大集団で生活を始めたとき、高い知性を指向する選択性が働いた。その根拠として、ダンバーは様々な哺乳動物における大脳新皮質のサイズと集団規模との相関関係を引き合いに出している。また、労働も知的能力の向上に貢献した可能性がある。その知的能力の向上が労働の複雑性を高め、言語や高度な技術を生み出した可能性がある。」また、道具の使用は進化の上で決定的な利点をもたらし、その作業(道具の使用)で要求される巧みな手の動作を調和させるために、より大きくかつ洗練された脳を要求したのだろう。
知能発達の源流は直立二足歩行? 直立二足歩行を行う事によって、脳の巨大化を可能とした。しかし脳の巨大化という進化は、初期の人類にある問題をもたらした。すなわち大きな脳には大きな頭蓋骨が必要であるため、新生児の大きくなった頭蓋骨を通すために、より大きな産道を女性は持つ必要が生じた。しかし女性の産道があまりに広くなりすぎると、彼女の骨盤は広くなりすぎ走れなくなってしまう。これの解決法は、頭蓋骨が大きくなりすぎて産道を通れなくなる前、胎児の発生の早い段階で出産してしまうというものだった。 この適応により、人間の脳は増大し続けることが可能になった。しかしそれにより、新しい試練も課されることになった。未熟な段階で子供が生まれる事によって、その子供が成熟するまで、長期間にわたり世話しなければならなくなった。さらに直立二足歩行という、高度な身体能力が求められる歩行方法は、習得するに長期間の訓練が必要である事も、子供を世話する時間の長期化の原因となった。これにより人間集団は機動性を奪われ、ますます一箇所に長い間留まるようになった。それにより女性は子供の世話を行なえるが、男性は食物を狩ったり、食物源(猟場)をめぐり対立する他集団と争ったりした。結果として、人間は他の動物や人間と争うために、より道具の作成に依存するようになり、体格や体力に依存しなくなった。
【今日の1日】曇。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。(朝食)。医者-昼食-買物-農園-ゴルフ練習。夕食。就寝。(一言)
【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)人生は気分が10割 キム・ダルス著
【OUTPUT】マンダラチャート維持