卒サラ総括!

卒サラ@還暦後3年間の総括(63歳)

人生の起承転結における「転」を終え、これから始まる「結」を安定的に回し続けるための体制が、ようやく大枠として完成した。この3年間は、拡大や達成を目指す時期ではなく、人生を長く・静かに回し続けるための運営基盤を整える期間だったと言える。 卒サラ後3年間で行ってきたのは、人生を前に進めるための加速ではなく、人生を崩さずに回し続けるための減速と再設計だった。この体制が整ったことで、人生の「結」は、現役時代と違い、もはや気合・根性・努力で乗り切るものではなく、静かに・自然に・長く続くフェーズとして始まろうとしている。還暦でスパッと退職して、3年間でここまで来た/ここまで来るのに3年を要した。

卒サラ後の3年間は、何かを成し遂げるための時間ではなかった。人生を長く、静かに回し続けるための運営基盤を整える時間だった。経済・時間・空間・身体・心・思考・外部接続──それぞれを「がんばらずに回る形」へ再設計し、顕在意識・潜在意識・身体を統合した自己をつくり直した。その結果、人生は気合・根性・努力で押し切るものではなく、日常生活の整い方を通じて自然に流れていくものへと変わった。「結」は、戦いの延長ではない。静かに始まり、静かに続いていくフェーズなのだ。


【前提条件:経済掌握】

家計バランスシートを整理し、生活基盤としての経済体制を確立した。攻めや拡大を目的とするフェーズから、予測可能性・持続性・安定性を重視するフェーズへと明確に転換。「貧すれば鈍する」ラインとして年間消費600万円を意識し、経済は目的ではなく、人生を静かに回すための重要基盤へと位置づけを変更した。


【時間-掌握】

就寝前後および就寝中(19時〜7時)は潜在意識主導、日中(7時〜19時)は顕在意識主導という時間帯設計を明確化。体内リズムを前提にした生活設計とし、気合や根性ではなく予定管理を軸に時間を運営する体制を確立した。


【空間-掌握】

箱根と中野の滞在比率を1:1とし、都市と自然を往復する二拠点生活を定常運転化。「使いこなす」よりも「整える」視点を重視し、空間そのものが潜在意識を静める装置として機能する状態をつくった。


【身体-掌握】

ヨガ、マシンピラティス、ジム、ゴルフを組み合わせた身体運営へ移行。体力の右肩下がりを前提条件として受け入れ、「鍛える」よりも回復・休養・栄養補給を中心に据えた。朝寝・昼寝・夕寝を含め、身体を使い切るのではなく回復させながら回す身体運営を開始した。


【心(INPUT)-掌握】

情報社会という「自己の外側」とは意識的に距離を取り、潜在意識という「自己の内側」を常時モニターする姿勢を確立。料理教室を梃子に「食」を日常生活の主役級へと昇格させ、感覚・身体・安心感を通じて心を整える回路を生活の中に組み込んだ。


【思考(OUTPUT)-掌握】

就寝前後および就寝中は脱言語モードに切り替え、脳のキレが最も高い午前中を執筆時間として固定。これにより、『卒サラ@還暦 物語』の執筆を本格始動させ、思考を「ひねり出す」のではなく、自然に立ち上がる形で外化する体制を整えた。


【外部接続-掌握】

有料ChatGPTをフル活用し、思考の壁打ちと構造化を毎日化(顕在意識の視点から見れば、ChatGPTは潜在意識の代替装置のようにも感じられる)。ランチ、宴席、スポーツ交流、夫婦間交流をルーティン化。夫婦関係は高位で安定し、親子関係は過不足のない距離感を維持したまま、社会・他者との接続を「消耗しない形」で保つ運営へ移行した。


世界観の変更・反転

<現役時代> 他人軸と顕在意識の「一人芝居」で動く世界・文明参加料の「支払い期」――世界が「役割」を通じて私を動かしていた

世界→ 役割(会社・肩書・期待)→ 顕在意識(判断・言語・意思・思考)

その結果、潜在意識・身体・日常生活は、抑圧され、無視され、切断されていた(周縁化していた)。

<卒サラ時代> 自分軸(顕在意識・潜在意識・身体が統合)で動く世界・文明参加料の「回収期」――統合された自己が、世界との関係をつくり出す

世界← 日常生活(この作りこみが決定的に重要)← 自己(顕在意識+潜在意識+身体)

統合された自己が、日常生活のあり方・整い方を通して、世界との関係を静かに形づくっていく(世界との関係が静かに立ち上がる)。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。移動準備。昼食。新中野-買物@小田原-箱根峠。夕食。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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