宗教を卒業!

人間と人間に最も近いといわれているチンパンジーのゲノム(全遺伝情報)を比べてみると約98.8%が同じだそう。一方で人間とチンパンジーとではその行動には大きな違いがある。人間は、多種多様な道具を使い社会を形成する。そもそも人間とは何かなど、自らが何者であるかを考えることができる動物は人間だけ。両者の違いを生み出すのは脳だ。脳の重さは、人間が1.2~1.5kg で、体重が大きく変わらないチンパンジーの約3.5倍の重さがある。高度な言語能力と豊かな想像力を可能にしているのがこの高度に発達した脳だ。宗教も人間の脳の産物だ。宗教は、科学的知見が限定的であった時代に、宇宙や人類の誕生、災害や病気や死といった不幸の原因、人間が死んだらどこへ行くのかといった根本的な疑問に答えるために生まれた。宗教の本来的な役割は、マイナス優先思考(心理学でいう「ネガティブバイアス」)や苦悩(ブッダの言う「二の矢」)、際限のない欲望(他者比較や、資本主義・情報社会・格差社会により助長される)などの悪循環から人間を救済し、精神の安定化装置として機能すること。一般的には、宗教はその役割を教義への信仰という形で実現しようとする(ただし、神道には教義はない)。

科学的知見が限定的であった時代には、精神の安定化装置(→心の平穏+生きる推進力)として宗教には一定の合理性があったこと、また、「慣性の法則」で現代でも一定の宗教パワーを維持していることは理解。ただし今、ゼロベースで考え現状の科学的知見(特に人類学や脳科学)を梃子に自らの手で「世界観」を作り、その中で精神の安定(→心の平穏+生きる推進力)が得られるなら宗教の助けは不要で、教義が示唆する道徳的価値を受け入れるだけで充分だ。宗教は(教祖等)他人が作った(狭くて小さな)世界観(=教義、圧力釜のイメージ!?)を真理として自らの世界観とすることによって精神の安定(→心の平穏+生きる推進力)を得ようとする賭けで、突き詰めれば他者の世界観(⇔自分の言葉で語る自らの世界観)であり100%理解することは不可能。実際、人が宗教に入っている時に動いている脳の部位は賭博の時に動いている部位は同一だ。一方で、自分自身の自身の言葉で語る(広くて大きな)世界観なら100%腹落ちするだろう。

過去1年間、人間理解を深めるために宗教理解に取り組んだ。相当程度目的を達成したので一旦卒業する事としたい。次に、マイナス優先思考(心理学でいう「ネガティブバイアス」)や苦悩(ブッダの言う「二の矢」)、際限のない欲望(他者比較や、資本主義・情報社会・格差社会により助長される)などの悪循環から解放され、ワクワク感を頻度高く感じる世界観を自らの手で作り込みながら(含む、自分の言葉で表現)実践をしていきたい。要は、自分を含む人間に対する理解・洞察を含め、自分で自分自身を救う自信が付いたということか!?

【今日の1日/晴】6時半床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。ゴルフレッスン-買物-昼食-映画。夕食。就寝。(一言)ゴルフでお尻の位置が今の課題だ!

【短期目標=足元】まずは身体のことを考え(「食事+睡眠+運動」)動きながら考える。大きなグランドデザイン+目的軸を意識しながら今に集中する(不用意に過去・将来に思いを馳せず他者比較は自己認識するためだけに)。「第一の矢」(潜在意識→感情→顕在意識)は受けるが「第二の矢」(過去・将来に無駄な意味づけ)は受けない。ポジティブな感情・意識にはポジティブなものが集まってくることを意識(ネガティブな言葉を自らが発するとパワーが削がれる)。結果として「心の平穏+生きる推進力」および「人間≒脳≒心」に対する洞察を得る。「知識+技能+道具+思考+協調=世界観+生活=習慣」を意識。予定=期日は推進ツールとして重要。ワクワク感を大切に。タスクリストを有効に利用。【中期目標=日次】INPUT⇔OUTPUTの好循環→ブログコンテンツ蓄積↑(言語力)。箱根峠宅の庭構築・利用↑(空間力)。家計認識・運営↑(数字力)。【長期目標=年単位】人生の結章:ブログ→「卒サラ@還暦してわかった人間≒脳≒心! 人類学と脳科学の知見で世界観を作ってみた」を出版(内省力、科学的知見を梃子に人間を哲学する)。ファミリーツリー運営+自然と共生/神道・神社で自然のパワーを認識。【メモ=死を知っているのは人間だけ】70才まで9年弱、80才まで19年弱、90歳まで29年弱(初孫28才)、100才まで39年弱。人間には、自らの根源に生きるためにチャレンジする力がある一方で、生存をより確実に確保するためにブレーキ機能(無駄なことをさせないように飽きさせたり、期日がなければ無理しないようにさせたりする等)もあることに留意。

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