①【身体】— もっとも入り口で、最も即効性がある層。身体は「脳と心の土台」。身体が乱れる → 脳が過敏 → 心が揺れる → 意識が曇る。コントロールのポイントは、呼吸(特に腹式・ゆっくり吐く)、姿勢(背筋を伸ばし胸を開く)、睡眠・栄養・適度な運動、自律神経を整える生活のリズム。身体が整うと、脳が落ち着くための物理的環境が成立。②【脳】— 自動反応の装置。ここが暴れると心が揺れる。脳は「警戒・不安・反応」を生み、放っておくと常に暴走しようとする。コントロールのポイント、新奇刺激や学び(脳の可塑性を保つ)、マルチタスクを減らす、スマホ・情報過多を避ける、朝日を浴びる(セロトニン)、適度な運動でドーパミンを自然な形で出す。脳が静まると、心の暴走(不安・妄想・比較)が劇的に減る。③【心】— 感情・思考・価値観の主観の世界。心は「感じて、意味づけて、反応する装置」。心は放置すると波立つ。コントロールのポイントは、感情をそのまま否定しない(抑圧しない)、小さな満足を味わう、自分の価値観・優先順位を明確にする、他者の評価より、自分の軸へ戻る、不安・怒りに「名前をつけてラベリング」する(メタ認知の入口)。心は整えられるほど、意識の層にアクセスしやすくなる。波が小さくなると、水面は空を映す。④【意識】— 心を「眺める」静かな背景。ここが到達点であり、平穏そのもの。意識は動かない。心の波を客観視する「光」。コントロールというより、戻る感覚。今ここ(呼吸・姿勢)に戻る。思考を思考として眺める(メタ認知)。感情に飲み込まれず、揺れているのは心であって私ではないと気づく。Being(ただ在る)時間を持つ。自分の物語を俯瞰する。意識のレベルで生きると、心が揺れても、平穏が揺れない。
【身体】 呼吸・姿勢・睡眠・運動-【脳】 過剰反応を弱め、情報を整理-【心】 感情と価値観を整え、反応を小さく-【意識】 心を眺める静けさ=平穏。ポイントは「順番」で、下が乱れると、上は安定しない。上が整うと、下も自然に調和する。最終的に目指すのは意識の視点で生きること。身体を整え、脳を静め、心を整理し、意脳の残像vs現代文明。①【脳レベルでの認識】=ただ理解するだけ。人間は不安に強く反応するように進化した。脳は比較・警戒・競争に敏感だ。損得勘定は生存戦略の名残だ。知的理解レベルにとどまる。生活行動はあまり変わらない。知っててもスマホに反応し、ニュースで不安になり、比較して落ち込む。これは頭では分かってるが、心が振り回されるという状態。②【心レベルでの認識】=気づくが巻き込まれる。「また脳が古い反応をしてるな」「また比較しちゃったな」「焦ってるのは残像のせいだ」気づくけれど、感情の波に飲まれやすい。平穏には届かない。頭では分かってるけど止められないというあの感覚。シニアになってもこの状態の人はかなり多い。③【意識レベルでの認識】=巻き込まれずに眺められる
ここが本丸。「残像が作った不安に気づいた」「反応している心を俯瞰している私がいる」「揺れているのは私ではなく心だ」 古い脳の反応に巻き込まれない=自由が生まれる。平穏が維持される。不安・比較・焦りが自然に消えていく。これは、反応ではなく認識の場が変わることを意味する。Being・心の余白・メタ認知、そのものの状態。一番効果があるのは「意識レベル」での認識。脳-理解しても止まらない。心-気づいても巻き込まれる。意識-気づきつつ巻き込まれない(=自由)。意識レベルで認識すると、脳の残像も、現代文明の刺激も、すべて「見えるもの」として扱えるようになる。反応の主体から 観照者 へと立場が変わる。これがギャップ克服の最も深い道。「自分軸」を最も本質に近い形で表現すると、
それは 意識レベルの立ち位置が確立された状態。単なる価値観や好みではなく、揺れない「存在の中心」 としての軸。しっかりとした自分軸とは—— 「心の揺れを意識が包み込んでいる状態」。 心(感情・思考)が揺れることを前提にし、揺れの中心にいない自分がいる。外界の刺激に反応しない「観照者としての私」が存在する。これが成熟した「自分軸」。①本質レベル:自分軸=存在の中心(Being)。自分軸とは、「自分の存在そのものに立脚して選択する視点」。外界基準ではなく、評価、比較、不安、損得に左右されない「静かな立場」。これは、「意識レベル」の領域。②心レベル:価値観が明瞭で矛盾しない。自分軸は心の価値観にも現れる。揺れない価値観。何が本当に大切か。何にエネルギーを使うか。どの方向に生きたいか。どうありたいか(Being)。価値観ピラミッドが整っている。上位価値(Being)-中位価値(時間・活動)-下位価値(行動パターン)。行動 →価値観ではなく、価値観 →行動になっている。③脳レベル:過剰反応に振り回されない。脳には「残像(進化の名残)」があり、不安・比較・競争・損得・早く決めろという催促を自動的に出してくる。自分軸がある人は、これを「残像の反応」と識別できる能力(メタ認知)を持っている。結果として、脳の反射や衝動に飲み込まれにくい。④身体レベル:姿勢と呼吸が軸を支える。自分軸は身体にも出る。背筋が伸びている(身体の物理的中心が整う)。呼吸が深い(自律神経が整う)。動作がゆっくりで雑でない。顔の表情筋が緩んでいる。身体が整う → 脳が静まる → 心が整う → 軸が太くなる。身体性のある自分軸は折れない。⑤自分軸の定義(最も美しい形で)。自分軸とは、 外界の揺らぎより深い場所に自分の中心を置くこと。その中心は、身体の安定(呼吸・姿勢)、脳の静けさ(反応ではなく選択)、心の透明さ(価値観の明朗さ)、意識の広がり(観照の視点)、この4つが整合すると、自分軸は自然に太くなる。⑥最短の表現。自分軸=自分の内側に揺れない中心を持つこと。自分軸=心が揺れても、意識が揺れない状態。自分軸=反応ではなく選択で生きる姿勢。自分軸=Beingとしての立脚点。
【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信(含むブログ)。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。知人と昼食@荻窪。マシンピラティス。料理(中華雑炊)。夕食。夕寝。就寝。(一言)
【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明
【OUTPUT】マンダラチャート維持
