人間の内側では「潜在意識が主、顕在意識が従」という力学が働いている。潜在意識は情動・身体反応・習慣・安全確認など、生存に直結する領域を司り、人生の大部分の選択を背後で自動運転している。逆に顕在意識は、後付けの言語化・合理化を担う補助エンジンにすぎない。にもかかわらず、多くの人は理性だけで生き方を変えようとし、うまくいかずに疲弊する。鍵は、潜在意識が何を根拠に判断しているかを理解することである。
潜在意識は言語よりも、時間(リズム)、空間(場の秩序と安心)、身体(呼吸・姿勢・睡眠・食事)から情報を受け取る。朝の光、静かな空間、整った住まい、深い呼吸、安定した生活リズム――こうした環境と身体の状態を安全・心地よいと認識すると、潜在意識は半自動スクリプトを穏やかな方向へ書き換え始める。逆に生活が乱れれば、潜在意識は不安を感知し、焦りや過剰反応を引き起こす。
だからこそ、時間・空間・身体を丁寧に扱うことは、潜在意識という主OSへの最も確実な設定変更となる。生活の節度あるリズム、整った住環境、身体を大切にする習慣を積み重ねていくと、潜在意識は「この環境なら大丈夫だ」と判断し、無意識の選択そのものが穏やかに変化する。その結果、努力や意志の力を強く使わなくても、判断が澄み、人間関係は柔らかくなり、創造性の流れも自然と立ち上がる。
すなわち、「潜在意識が主」である構造を理解すると「時間・空間・身体を整えれば人生は自然と好転する」という結論に必然的に至る。人生は、外側から力づくで変えるものではなく、整えられた内側が勝手に変えてくれるのである。
繰り返す。「潜在意識が主、顕在意識が従」。 だからこそ、 「時間・空間・身体を丁寧に扱えば、潜在意識が整い、人生は自然と好転する」。人生は「整えると整う」。潜在意識という主OSに敬意を払うということだ。
【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信(含むブログ)。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。長男と会話。執筆。昼食。執筆。料理(酸辣湯)。夕食。夕寝。就寝。(一言)
【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明
【OUTPUT】マンダラチャート維持
