疲れの種類

身体の疲れは、最も分かりやすい。筋肉や内臓、神経系の消耗によるもので、睡眠や栄養、休息によって回復する。若い頃は多少の無理もきいたが、年齢とともに回復には時間がかかるようになる。ただし、原理は明快だ。休めば戻る。

一方、潜在意識の疲れは見えにくい。潜在意識は「ここは安全か」「生き延びられるか」を常に監視している。予測不能な生活、緊張した人間関係、役割や評価への不安が続くと、身体を動かしていなくても疲労が蓄積する。朝起きた瞬間から重く、何もしていないのに消耗している感覚がある場合、それは潜在意識が休めていないサインだ。この疲れは、理屈や前向き思考では回復しない。安心できる環境、予測可能なリズム、評価されない時間といった「状態」によってしか癒えない。

顕在意識の疲れは、考えすぎによって起こる。情報過多、選択肢の多さ、「ちゃんと考えなければならない」という義務感が続くと、判断力が鈍り、些細なことが決められなくなる。内省が堂々巡りになるのも、この疲れの特徴だ。顕在意識は優秀だが、使いすぎると自らを消耗させてしまう。回復には、考えるのをやめる時間が必要になる。

厄介なのは、この三つが混線することだ。潜在意識が疲れているのに「怠けている」と自分を責め、身体が疲れているのに「気合が足りない」と無理をし、顕在意識が疲れているのに「もっと考えれば解決する」と追い込んでしまう。こうして、間違った層に対処し続けると、疲れは抜けない。

シニア期に必要なのは、頑張る力ではなく、見分ける力である。今、疲れているのはどこなのか。その問いに正しく答えられるようになることが、人生を安定して回し続けるための、静かだが決定的な技術なのだ。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。会社事務。昼食。確定申告準備。夕食。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

コメントする