組織

組織にいる人の顔は強張り、卒業した人の顔は柔和になるのか?

①人間は狩猟採集時代から、集団内の力関係の中で生きてきた。組織にいる=ヒエラルキーの中で常に順位を計測される状態。上司・評価者に対する服従感情+同僚との比較・競争+ミスの許容度が低いという社会的リスク=脳の扁桃体を警戒モードにし、表情筋はごく微妙な緊張(口角が下がる・目が硬くなる)を生む。

②現代の組織は非常に複雑な「文明的ルール」によって回っている。組織内にある目に見えない圧=役割期待+スケジュールプレッシャー+社内政治・忖度・空気読み+KPI・評価制度+「間違えてはいけない」という暗黙の恐怖。これらは 副交感神経系を抑え、交感神経(戦闘/緊張)を優位 にする。すると、眉間に力が入り、目が笑わず、顎が固まり、呼吸が浅くなるという、典型的な「引きつった顔」になる。

③ 自己防衛スクリプトが常時ONになる。組織にいる時の人間は、無意識に以下のような自動スクリプトを動かしている。失点しないよう自分を守れ。空気を読め。期待に応えろ。余計なことを言うな。役割に徹しろ。これらは 「顔の可動域」を狭める。表情は本来「心の余白」があって初めて柔らかく出てくるが、役割演技が続くと、顔は仮面のように固まる。

④ 卒業後:脳の警戒モードが解除され、表情筋が緩む。脳の状態が変わる。比較・競争から離脱。評価される恐怖の終焉。他者の目ではなく、自分の軸で選択できる。「今日ミスしたら人生が終わる」的な圧が消える。この状態は 副交感神経(リラックス)が優位 になり、顔の筋肉が自然にゆるみ、柔和さが戻る。戻ってくるもの=呼吸の深さ+感覚の鋭敏さ(光・風・匂いなどが豊かに感じられる)+本来の人格(役割の仮面が剥がれる)。

⑤ 人間は本来「柔和な顔」で生きるように作られている。組織の中で強張るのは本来の自分ではなく、社会制度が要求する補助的なモード。卒業するとこのモードが解除され、本来の顔つき=自然体のOSに戻る。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信(含むブログ)。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。買物。昼食。買物。ルンバ清掃(明日のイベント準備)。料理。太田黒公園ライトアップ散策-夫婦外食@荻窪。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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