自己救済

昨日の知人とのランチ議論は極めて有意義であった。もともと生きる方向性・ベクトルが真逆(知人:傾倒する世界観を実践=演繹的vs私:自分独自の世界観(≒人間観≒人生観≒価値観))構築中=帰納的)なのであるが、違う切り口でも真逆な面を発見。

私は、ブッダ(=2千数百年前に心の科学を突き詰めた人)のアプローチを参考に心の持ち方を極めて「心の平穏」と「生きる推進力」を得ようとしている。違う言い方をすれば最新の科学の知見(人類学や脳科学)も参考に「自己救済」の手法を極めたいと考えている。一方で、知人は(自分は十分に救済されており、また、不完全かもしれないが自分は仏や菩薩を体現しており)自分ではなく他者を救済することを一義的に考えていると。確かに、Wiki(救済)によると、「本来、仏教は、個人が悟りを得ることで輪廻から外れようとする、個人救済・自力救済の営みから始まったものだが、大乗仏教が興ると自分のみならず他者も救済しようという方向性が現れた」とある。つまり、知人は大乗仏教ベースで正しいし、私はブッダベースで正しい。知人:大乗仏教派vs私:ブッダ派。

初期仏教(≒ブッダの教え)は本来「信じる宗教」ではなく(自らの心の動きをしっかり観察して)「気づく宗教」で、宗教を狭義に理解するならば宗教ではなく心理学という人もいるぐらいだ。ところが(今の日本の仏教のほぼすべてである)大乗仏教は、人々をせめて(当時は相当程度難解と思われた)ブッダの教えの入口に立ってもらえるように、必要悪として信じる対象(仏や菩薩)を導入した。つまり、初期仏教は信じる対象をもたず「自力救済」しかありえないが、大乗仏教は信じる対象(仏や菩薩)を導入したので「他力救済」があり得るのだ! 「信じる対象」の有無がポイントで、これが「信じる者は救われる」ってやつなのか。。。もっと言えば、絶対的存在(神・仏)による他力救済とうことでは大乗仏教≒キリスト教≒イスラム教で、ブッダの自力救済とは真逆なのだ。また、大乗仏教は、人々をせめてブッダの教えの入口に導くということでスタートしたが、今となっては、キリスト教やイスラム教と同様に宗教界では(仏や菩薩等ふわーっとしてるものの)一神教の範疇に入るだろう。

結論は、「知人:演繹的生き方+他力/他者救済志向=世界観小さ目vs私:帰納的生き方+自己救済志向=世界観大き目」。ちょっと踏み込んでしゃべるといろいろなことが見えてくる!

【今日の1日/曇】6時半起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。賃料確認。今週木曜日の企画対応。貸金庫。貴重品・重要情報整理(含む、不動産登記簿、火災保険、金融資産)。昼食。墓じまい対応(寺、墓地、石材店)。断捨離。4人宴席@神楽坂。就寝。(一言)墓じまいの件ですったもんだ。田舎文化、寺、檀家、墓地委員会、改葬許可書。。。日頃見ないものばかりと格闘。

【短期目標=足元】まずは身体のことを考え(「食事+睡眠+運動」)動きながら考える(便は心身の状況を雄弁に語る!)。大きなグランドデザイン+目的軸を意識しながら今に集中する(不用意に過去・将来に思いを馳せず他者比較は自己認識するためだけに行う)。「第一の矢」(潜在意識→感情→顕在意識)は受けるが「第二の矢」(過去・将来に無駄な意味づけ)は受けない。ポジティブな感情・意識にはポジティブなものが集まってくることを意識(ネガティブな言葉を自らが発するとパワーが削がれる)。結果として「心の平穏+生きる推進力」および「人間≒脳≒心」に対する洞察を得る。「知識+技能+道具+思考+協調=世界観+生活=習慣」を意識。予定=期日は推進ツールとして重要。ワクワク感を大切に(←変化を取り込み続ける)。タスクリストを有効に利用して目的・目標に向かう。間(ま)を有効に利用する。【中期目標=日次】INPUT⇔OUTPUTの好循環→ブログコンテンツ蓄積↑(言語力)。箱根峠宅の庭構築・利用↑(空間力)。家計認識・運営↑(数字力)。【長期目標=年単位】人生の結章:ブログ→「卒サラ@還暦してわかった人間≒脳≒心! 人類学と脳科学の知見で世界観を作ってみた 要は心の持ち方次第!」を出版(内省力、科学的知見を梃子に人間を哲学する)。ファミリーツリー運営+自然と共生/神道・神社で自然のパワーを認識。【メモ=死を知っているのは人間だけ、友達がいるのは人間だけ】70才まで9年弱、80才まで19年弱、90歳まで29年弱(初孫28才)、100才まで39年弱。人間には、自らの根源に生きるためにチャレンジする力がある一方で、生存をより確実に確保するためにブレーキ機能(無駄なことをさせないように飽きさせたり、期日がなければ無理しないようにさせたりする等→多種類のことを短時間に回転するように対応)もあることに留意。忘却力も生きる知恵(≒時間を利用して心をコントロール)?

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