隣家の方のご母堂が間もなく99才と。長寿の秘訣を聞いてみた。「あまり深く考えず、好奇心全開で色々なことに興味を持ち、実際に新しいことに果敢にチャレンジすることだ」と。なるほど。
「あまり深く考えず」は、言い換えればブッダの第二の矢(=過去・将来に無駄な意味づけ→後悔・不安)は受けないということだろう。第一の矢=「潜在意識→感情→顕在意識」は動物として止められないが、第二の矢は顕在意識がハンドリングできるので、それを徹底するということだ。
人類の歴史のほとんど全ては狩猟採集生活で、外部環境および自分達も日々刻一刻変化する中で、(生き残ったDNAは)どんどん新たなことに挑戦して生き残りを図ってきたと思われる。「現状維持は衰退の始まり」「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である(ダーウィン)」なのだ。「好奇心全開で色々なことに興味を持ち、実際に新しいことに果敢にチャレンジする」と同義だ。一方で、現状に満足すれば、無理する必要はないという気持ちが支配的になりやすいのも事実。ご母堂は、この罠を意識的に乗り越えているという事。
つまり、心が陥りやすい罠(第二の矢・現状満足)に留意して、ブッダとダーウィンの金言をしっかり実行したら長寿になる!? 持てるエネルギーを過去・将来にわたる無駄な意味づけに空費せず、現状に満足しないぞ!と自らの背中を押すことに使うことが大切。ご母堂の人間に対する洞察の深さを感じる。洞察の深さに基づく実践で、結果としての長寿だろう。また、この議論は、見方を変えれば、宗教議論で深めてきた「心の平穏と生きる推進力」に突き当たる。「あまり深く考えず」=心の平穏、「好奇心全開で色々なことに興味を持ち、実際に新しいことに果敢にチャレンジする」=生きる推進力。人生のポイントは、つまるところこの2つか!? 確かに宗教は、この2つの点をカバーしているようだが、ご母堂のように、(宗教に頼らずとも)自分自身のスタイルをしっかり確立してこの2つの点をカバーしている人がいる。宗教は単なる方法論のひとつで、特に自分自身が弱い人向けだと思う。
【今日の1日/晴】5時半起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。家計・会社月初ポジション確認・記帳。朝食。車整備。来客。宅配受取。昼食。庭・コンポスト整備。思索。ロンドンの知人と交信。夕食。就寝。(一言)ラジオ出演の静岡放送の女子アナが27才で退職して本日からフリーになると。これも脱現状維持、チャレンジ!
【短期目標=足元】まずは身体のことを考え(「食事+睡眠+運動」)動きながら考える(便は心身の状況を雄弁に語る!)。大きなグランドデザイン+目的軸を意識しながら今に集中する(不用意に過去・将来に思いを馳せず他者比較は自己認識するためだけに行う)。「第一の矢」(潜在意識→感情→顕在意識)は受けるが「第二の矢」(過去・将来に無駄な意味づけ)は受けない。ポジティブな感情・意識にはポジティブなものが集まってくることを意識(ネガティブな言葉を自らが発するとパワーが削がれる)。結果として「心の平穏+生きる推進力」および「人間≒脳≒心」に対する洞察を得る。「知識+技能+道具+思考+協調=世界観+生活=習慣」を意識。予定=期日は推進ツールとして重要。ワクワク感を大切に(←変化を取り込み続ける)。タスクリストを有効に利用して目的・目標に向かう。間(ま)を有効に利用する。【中期目標=日次】INPUT⇔OUTPUTの好循環→ブログコンテンツ蓄積↑(言語力)。箱根峠宅の庭構築・利用↑(空間力)。家計認識・運営↑(数字力)。【長期目標=年単位】人生の結章:ブログ→「卒サラ@還暦してわかった人間≒脳≒心! 人類学と脳科学の知見で世界観を作ってみた 要は心の持ち方次第!」を出版(内省力、科学的知見を梃子に人間を哲学する)。ファミリーツリー運営+自然と共生/神道・神社で自然のパワーを認識。【メモ=死を知っているのは人間だけ、友達がいるのは人間だけ】70才まで9年弱、80才まで19年弱、90歳まで29年弱(初孫28才)、100才まで39年弱。人間には、自らの根源に生きるためにチャレンジする力がある一方で、生存をより確実に確保するためにブレーキ機能(無駄なことをさせないように飽きさせたり、期日がなければ無理しないようにさせたりする等→多種類のことを短時間に回転するように対応)もあることに留意。忘却力も生きる知恵(≒時間を利用して心をコントロール)?