自己家畜化

自己家畜化という言葉に接した。人類が野生生物とは異なり、自らつくる文化的な環境によって身体的にも特異な進化を遂げたことを指し、自己をあたかも家畜のごとく管理する動物であるとの認識から生まれた人類学上の概念。 自然淘汰から大幅に解放され、科学技術の発達によって寿命が延びた今日の我々を象徴。家畜とは、野生から切り離され、形や習性を変えられた動物。自ら作った社会制度や文化的環境によって飼い慣らされ、それに適応して自らを変えてきた人類も家畜の一種と見なされる、とのこと。日本では「社畜」という言葉もある。社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転勤もいとわない奴隷(家畜)と化した賃金労働者の状態を揶揄・自嘲する言葉。

サラリーマン卒業@還暦は、ある意味で、自己家畜化・(ここ6年間強は「ジョブ型」組織に所属したのでその感覚は薄いが)社畜からの解放だ!マインドセットを取っ払って創造性を回復・強化する旅のスタート。その意味で、引退のイメージではない、新たなものに向かって攻めるイメージだ。