ジャーナリズム

SNS時代に既存のジャーナリズムも立ち位置が難しい。けど、信頼に足る情報源として頑張ってほしい。

(天声人語)ふたつの9月18日。。。朝日新聞のひとりの記者として、きょうという日を考える。歴史を振り返れば、9月18日は二重の意味で、私たちの新聞に多くを教え続ける節目である。これまでも何度か紙面で伝えてきたことだが、いま一度、記しておきたい▼まずは満州事変である。1931年9月18日、旧満州の奉天で、柳条湖事件が起きた。関東軍の謀略、暴走だった。それまで朝日新聞の社説は「軍人の横車に引きずられて行くを許さぬ」と軍を厳しく批判していた。だが、事変を境に主張は変化する▼社史や過去の検証記事を引けば、背景には、軍や右翼からの露骨な圧力があった。在郷軍人会の不買運動も大きかった。抵抗する記者たちがいたとの記録も残るが、社論は軍への支持に傾き、やがて戦意を煽(あお)っていった▼もうひとつは、敗戦後、1945年9月18日のことだ。80年前のきょう、朝日新聞はGHQによる発行停止の命令を受けた。翌日から2日間、東京の本紙は発行されていない。米軍の原爆投下は戦争犯罪だとする要人の発言を報じた記事などが問題視された▼ジャーナリズムとは何か。その立ち位置が問われるのは、右だとか左だとか、そんなことではなく、ときの権力に対し、いかなる距離をとっているかである。圧力からも、しがらみからも自由に、ものを言う覚悟である▼軍部に屈した史実をかみしめる。米国の検閲に筆を折られた無念さを想像する。重く暗い歴史を省みて、頭(こうべ)を垂れる。この新聞をつくる、ひとりの記者として。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。執筆。昼食。執筆。家内整理。夕食。TV鑑賞。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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