社会知

一人称で深く感じ、三人称で広く理解し、再び一人称に戻って意味を再構成する。「一人称 ↔ 三人称の往復」は、まさに個の経験を社会的な知に変えるプロセス。この往復運動こそが、個の経験を社会的知に変える創造行為であり、意味を編み直すとはこのプロセスそのもの。

一人称:自分の内側から見た世界。。。「私はこう感じた」「私にはこう見えた」「私の経験では…」という主観の領域。ここでは、感情・体験・価値観が中心。深く掘るほど自分固有の真実が見えてくる。 三人称:社会や他者から見た世界。。。「人は一般にこう考える」「社会ではこう扱われる」「統計的には…」という客観の領域。社会的規範・制度・歴史・科学などがここに含まれる。普遍的な構造や背景を理解できる。

往復のプロセス(4段階)①【内側への沈潜】一人称で生の体験を掘る。例:「定年後、自由になったはずなのに、なぜか虚しさを感じた。」→ 感情・感覚・記憶を丁寧に書き出す。→ 「なぜそう感じたのか?」と問いを立てる。目的:主観の素材を手に入れる。②【外側への展開】三人称で構造を見る。例:「社会的役割を失うと、アイデンティティが揺らぐ人が多い」→ 心理学や社会学、統計データなどを参照して位置づける。→ 自分の経験が、世代や社会変化とどう関係しているかを理解する。目的:普遍的な文脈を見つける。③【再統合】再び一人称に戻り、自分なりの意味を見出す。例:「つまり私が感じた虚しさは、社会的肩書きの喪失ではなく、存在の再定義の入口だったのだ。」目的:個の内面と社会の構造を結ぶ文脈をつくる。④【共有と共鳴】三人称的な形で外に出す(発信・創作・教育など)。例:エッセイ・講話・ブログ・本などで、「定年後の虚しさ=存在の再定義の契機」という形にして語る。→ 読んだ人が「それ、自分にもある」と感じた瞬間、個が普遍性に昇華する。目的:共感=社会的普遍化。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信(含むブログ)。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。料理(出汁・ハンバーグ)昼食。執筆。料理(唐揚げ・カキフライ)。夕食。大河ドラマ鑑賞。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

コメントする