安心感

人生の味わいと創造力は、努力や根性から生まれるのではない。それらは、脳が「もう安心していい」と理解したとき、静かに、しかし確実に立ち上がってくる副産物。

① 安心感は「創造性の前提条件」

人間の脳は、大きく言えば二つのモードを行き来。

  • 生存モード(警戒・防衛)
  • 探索モード(遊び・創造・意味づけ)

不安・恐怖・焦りがある状態では、脳は自動的に前者へ切り替わる。これは狩猟採集脳の正常動作。

このモードでは、視野は狭まり、選択肢は減り、新しい発想は「無駄」「危険」と判断されやすい。つまり、創造性は抑制される。創造力とは「余剰」から生まれるもので、 安心=余剰エネルギー・余白がある状態。

② 「人生の味わい」は安心の上にしか立ち上がらない

味わいとは何か。それは効率でも成果でもなく、立ち止まれること、違和感に気づけること、微細な感情の揺れを感じ取れること。しかし不安が強いと、今ここを味わう余裕がなく、未来の不確実性に心が占拠され、感覚が鈍化する。結果として、人生は「処理対象」になる。

③ 安心感は「考えて得るもの」ではない

安心感は、正しい思考や前向きな解釈では生まれない。安心感は身体・環境・習慣を通じて潜在意識に直接届けるもの。例えば、睡眠が安定している、生活リズムが予測可能、経済的不安が一定ラインを超えていない、信頼できる人間関係がある、これらはすべて、「今日も生き延びられる」という無言のメッセージを脳に送っている。

④ 安心 → 味わい → 創造性 の自然な流れ

順番を整理すると:安心感が回復する(生存モード解除)→感覚が開く(味わいが戻る)→意味づけが始まる(過去・現在・未来がつながる)→創造が生まれる(言葉・物語・行動)。多くの人が、「創造性を発揮したい」「人生を豊かにしたい」と願いながら、「安心感が回復する(生存モード解除)」を飛ばしてしまう。でも実際には、安心感を整えることが、最短ルート潜在意識に「もう戦わなくていい」と伝えうことが重要。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。ガソリンスタンド-タイヤ交換-買物-昼食-買物-喫茶。夕食。リラックス。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)心配事の9割は起こらない 枡野俊明

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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