日経新聞の3/18の春秋(コラム)。「勤続30年超というのに、いまだに会社のエレベーターが苦手だ。乗り込んだら瞬時に顔ぶれを確認し、立つ位置と降りる順番を考えてしまう。役員、先輩、ええと、あの人は今度偉くなるんだっけ。見渡せば同じ思いなのか緊張した幾人かの顔。数十秒の無言劇が辛い。無事、想定した序列通りに降りられればホッとする。こんなサラリーマン根性、つくづく情けないとわかっていても、染みついた性はいかんともしがたい。だから疲れる。上に立つ人は実際、どれくらい気にしているのだろう。2003年の医療ドラマ「白い巨塔」にエレベーターと組織の論理を重ねた見事な場面がある。教授回診に向かう主人公の財前五郎が1人で乗り、付き従う医局員らは階段を駆け上がり、整列して到着を待つ。他人の心身を支配できる特権、それを見せつける優越感。権力を志向する人間の欲望を象徴するシーンだ。だが、何度見ても自分がゾクゾクするのは、財前よりも医局員の心情にどこか共感するからだと思う。葛藤こそあれ、力ある者に服従するのはある意味、仕方ないかもしれない。秩序の一端となれば安心で疎外感も味わわずにすむ。(今年は多くの国で最高権力者を決める選挙がある。開票前から現職の再選が確かなロシア。法を無視する前大統領が返り咲くかもしれない米国。それを支える人々の心を人事(ひとごと)といえるだろうか。)」
そうだった、そうだった。コミュニティー型組織のエレベーター作法って面倒くさい。今から8年前の53才の時、日系銀行から外資証券(ジョブ型組織)に移って、この呪縛から離れられて清々したことを思い出した。シンプルに「物理的な位置に基づき出やすい人から出る」でメンタルに負担がなかった。ジョブ型って、資本主義社会の中で目標(利益)に向かって一直線のイメージで「無駄なことそり落とし感」が随所あり、総じてあっさり/シンプルだった。一方で、コミュニティー型31年間、ジョブ型所属6.5年を1.5年目に終えシニアライフ入りして思うのは「コミュニティー型って、結構、これに限らず色々と面倒くさく、暗黙に求められる『お作法』が多くあったが、コミュニティー型の名の通り、多彩で深い人間関係を築くチャンスがあった」こと。それがあるから、新中野滞在中の週は、今でも結構な数の宴席やランチに声がかかる。何事も一長一短!?
【今日の1日/晴】7時半起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。朝食。市役所(金木犀の苗木60本をもらう)。昼食。庭整備(含む植樹)。夕食。就寝。(一言)下記の目標関係事項を大谷翔平の目標達成シート化したいね。
【短期目標=足元】まずは身体のことを考え(「食事とサプリ+睡眠+運動」)動きながら考える(便は心身の状況を雄弁に語る!)+健康診断。大きなグランドデザイン+目的軸を意識しながら今に集中する(不用意に過去・将来に思いを馳せず他者比較は自己認識するためだけに行う)。「第一の矢」(潜在意識→感情→顕在意識)は受けるが「第二の矢」(過去・将来に無駄な意味づけ)は受けない。他者比較は承認欲求のためではなく自己の特徴認識のために行う。ポジティブな感情・意識にはポジティブなものが集まってくることを意識(ネガティブな言葉を自らが発するとパワーが削がれる)。結果として「心の平穏+生きる推進力」および「人間≒脳≒心」に対する洞察を得る(生を深めながら前進!)。「知識+技能+道具+思考+協調=世界観+生活=習慣」を意識。予定=期日は推進ツールとして重要。ワクワク感を大切に(←変化・新規性のある事を取り込み続ける)。タスクリストを有効に利用して目的・目標に向かう。間(ま)を有効に利用する。遊び心を大切にして脳をリラックスさせる。【中期目標=日次】INPUT⇔OUTPUTの好循環→ブログコンテンツ蓄積↑(言語力)。箱根峠宅の庭構築・利用↑(空間力)。家計認識・運営↑(数字力)。【長期目標=年単位】人生の結章:ブログ→「卒サラ@還暦してわかった人間≒脳≒心! 人類学・脳科学・心理学の知見で世界観を作ってみた 要は心の持ち方次第!」を出版(内省力、科学的知見を梃子に人間を哲学する)。ファミリーツリー運営+自然と共生/神道・神社で自然のパワーを認識。【メモ=死を知っているのは人間だけ(含む自死)、友達がいるのは人間だけ、料理をするのは人間だけ】70才まで9年弱、80才まで19年弱、90歳まで29年弱(初孫28才)、100才まで39年弱。人間には、自らの根源に生きるためにチャレンジする力がある一方で、生存をより確実に確保するためにブレーキ機能(無駄なことをさせないように飽きさせたり、期日がなければ無理しないようにさせたりする等→多種類のことを短時間に回転するように対応)もあることに留意。忘却力も生きる知恵(≒時間を利用して心をコントロール)。