心と体

「心と体を整える」という感覚・・・相撲取りがよく口にする「心と体を整えて準備した」という言葉には、人間理解の本質が含まれているように思う。現代社会では、「頑張る」「気合いを入れる」「モチベーションを高める」といった、頭を中心とした言葉が多く使われる。しかし本来、人間は頭だけで動いている存在ではない。睡眠が乱れると、心も不安定になる。空間が荒れると、集中力も落ちる。人間関係が重くなると、身体も疲弊する。つまり、人間の状態は、身体・時間・空間・関係と深く結びついている。相撲の世界では、それが感覚的によく理解されているのかもしれない。だから彼らは、「気合いで上げる」のではなく、「整える」という言葉を使う。よく眠る。稽古を積む。食事を整える。呼吸を整える。余計な情報を入れすぎない。生活リズムを崩さない。そうした日常全体の積み重ねによって、はじめて「良い状態」が立ち上がる。これは、本書で述べてきた「生活OS」の感覚にもつながっている。人生は、頭だけで攻略するものではない。身体・時間・空間・関係を調整しながら、自分自身を運営していくものなのである。そして、その土台にあるのは、「安全」ではなく「安心」なのかもしれない。安心感があるからこそ、人は探索し、集中し、本来の力を発揮できる。「心と体を整える」という言葉には、人間が本来持っていた身体的な知恵が、今も静かに残っているのである。相撲人気の背景には、現代文明の中で薄くなってしまった人間の「原風景」を、身体レベルで再確認したいという欲求があるのかもしれない。そこには、どこか「忘れ物を取りにいく」ような感覚が潜んでいる。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。執筆。上野公園-陶器市-妻とランチ-喫茶。執筆。大相撲観戦。夕食。阪神タイガース観戦。就寝。(一言)

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)「卒サラ@還暦 物語-自己・人間・世界を再解釈してみた」ドラフト

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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