贅沢

銀行時代のOB会に参加した翌朝、改めて思ったことがある。私にとって二拠点生活の本当の贅沢とは、家を二つ持つことではなかった。「場を変えられること」だったのである。東京では、人と会い、刺激を受け、文化に触れる。箱根では、静けさの中で身体を整え、自然と向き合う。どちらが良いという話ではない。その時々の自分の状態に合わせて、暮らす場所を選べることが大きな価値だった。

人間という生命体は、環境から大きな影響を受ける。光、空気、音、温度、景色、人との距離感。場が変わると、身体の反応も変わる。考え方まで変わることがある。

現役時代の私は、「時間をどう使うか」ばかり考えていた。卒サラ後は、「どこで過ごすか」が、それと同じくらい大切だと分かった。時間だけではなく、場も人生をつくっているのである。

もちろん、二拠点生活そのものが贅沢なのではない。近所の公園へ行く。お気に入りのカフェで本を読む。図書館で静かな時間を過ごす。旅に出る。工夫次第だ。ほんの少し生活の場を変えるだけでも、人は新しい景色に出会える。

場が変わると、身体が動く。身体が動くと、心も動く。そして、今まで思いつかなかった発想が自然と生まれてくる。人生の豊かさとは、「たくさん持つこと」ではなく、「必要に応じて場を選べる自由」を持つことなのかもしれない。卒サラしてから、そのことを身体で学んでいる。

「ヒト・モノ・カネ・情報・時間」→「身体・時間・空間・関係・自然」。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい+白湯+朝ヨガ。朝食。推敲。昼食。推敲。移動準備。夕食。新中野-箱根峠。就寝。(一言) 

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)「卒サラ@還暦 物語-自己・人間・世界を再解釈してみた」ドラフト

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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