今ここ

出版社に送ったあとに気づいたこと――未来ではなく、「今ここ」に戻る。

商業出版を目指して、初めて出版社へ企画書を送った。送信ボタンを押した瞬間、頭の中では未来が動き始める。

「読んでもらえるだろうか。」
「返事はいつ来るだろうか。」
「出版につながるだろうか。」

気づけば、頭はまだ起きていない未来をシミュレーションし始めていた。でも、そのとき私は、少し笑ってしまった。これ、一冊目で書いたこと、そのものではないか。

私は本書の中で、「頭は未来へ、身体は今ここ」と書いた。

思考は少し先を見通し、未来をシミュレーションするためにある。だから未来を考えること自体は悪いことではない。それが思考という補助機能、本来の役割だからである。

しかし、実際に生きているのは、いつも身体だ。身体が存在しているのは、「今ここ」だけである。だから私は、自分に問い直した。

「今日、私は何をするのか。」

答えはすぐに出た。二冊目を書く。出版社の返事は私にはコントロールできない。しかし、二冊目を書くことは、今日の私にできる。そう考えた瞬間、気持ちは驚くほど軽くなった。

振り返ると、一冊目は「人生の支点を今ここへ戻す本」だった。そして二冊目は、「思考とは何か」を描く本になる。なんとも面白い。

出版社の返事を待ちながら未来を考え始めた自分自身が、まさに二冊目で描こうとしている「思考の働き」を実演していたのである。

思考は未来を走ってもいい。ナビだからだ。しかし、ハンドルを握るのは身体である。だから今日も、身体は机に向かい、言葉を書き始める。

未来は未来に任せる。私は今日という一日を生きる。そして、その積み重ねが、いつか未来になる。結局、人間という生命体は、そのように設計されているのだと思う。

【今日の1日】晴。5時起床。家事一般。情報by新聞・TV。サイト運営。SNS受発信。オイルうがい+白湯+ピラティス。朝食。執筆-出版社へ送付。ヨガ-昼食(そば)-ジム-買物。夕食。阪神タイガース観戦。就寝。(一言) 

【INPUT】(日経新聞) (WSJ) (YouTube)(読書)「卒サラ@還暦 物語-自己・人間・世界を再解釈してみた」ドラフト

【OUTPUT】マンダラチャート維持

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